十訓抄博雅の三位と鬼の笛品詞分解現代語訳敬語助動詞その1

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博雅の三位東京都府中市の大学受験プロ家庭教師『逆転合格メーカー』のコシャリです。

いつも独学受験.jpにお越しいただきましてありがとうございます。

 

さて今回は、十訓抄の博雅の三位です。

このお話は十訓の最後、「才芸を庶幾すべきこと」の中の一節です。

才能や能力を磨こうぜっていう話の中に入ってます。

 

当時の才能や能力といえば、歌を詠めたり、上手い字が書けたり、楽器が出来たりといった事が身を立てる手段だったわけです。

翻って、現代ではどうでしょうか?

 

この記事をご覧のあなたは、得意なことはありますか?

 

通信技術が発達した現代では、かつてよりも有名になることが簡単になっています。

 

イラストが描ける、音楽が作れる、人を集められる、ツイッターのフォロワーがやたら多いなど、

自分にとっては「ただの趣味」でも、それらも立派な力ですよ!

 

ぶっちゃけ学校の成績がいいことなんかよりよっぽどお金になると思います。

真剣にマーケティングを勉強することをおすすめします。

 

さてさて、御託が長くなりましたが、内容に入っていきます。

助動詞には薄緑マーカーを引いておきます。

テスト対策にお使いください

 

原文

博雅の三位、月の明かかりける夜、直衣(のうし)にて、朱雀門の前に遊びて、夜もすがら笛を吹かれけるに、

同じさまに、直衣着たる男の、笛吹きければ、

博雅の三位
ならむ  

と思ふほどに、その笛の音、この世にたぐひなくめでたく聞こえければ、あやしくて、近寄りて見ければ、いまだ見なりけり

我もものをも言は、かれも言ふことなし。かくのごとく、月の夜ごとに行きあひて吹くこと、夜ごろになり

現代語訳

博雅の三位の源博雅公が、月が明るかった夜に、直衣をお召になって、朱雀門の前で一晩中笛をお吹きになっていたが、

(博雅の三位=自分と)まったく同じように、直衣を着ていた男が、笛を吹いていたので、

博雅の三位
いったい誰だろう  

と(博雅の三位は心の中で)思っていたところ、(自分と同じ直衣姿の男の)笛の音が、この世で他に例がないほど見事な音色に聞こえたので、

不思議に思って、近寄ってみたところ、今までに見たことがない人だった。

自分(博雅の三位)も声をかけることがなく、かれ(自分と同じ直衣姿の男)も声をかけてこなかった。

このようにして、月の明るい夜には、(博雅の三位も直衣姿の男も)必ず(朱雀門に)行きあって、(笛を)吹くことが、数夜続いた。

解説

源博雅は918-980年平安時代中期の貴族で、管絃の名手。

父は醍醐天皇皇子の克明親王。従三位非参議。琵琶や和琴いに優れ、音楽にまつわるエピソードが多い。

 

直衣:男性貴族の日常服。

直衣

参考:http://dictionary.goo.ne.jp/jn/171329/meaning/m0u/

 

朱雀門:平安京大内裏南側の中央にある正門で朱雀大路に面する。

朱雀門

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%AE%89%E4%BA%AC

品詞分解

博雅 名詞
格助詞
三位、 名詞
名詞
格助詞
明かかり ク活用形容詞「明かし」連用形
ける 過去の助動詞「けり」連体形
夜、 名詞
直衣 名詞
にて、 格助詞
朱雀門 名詞
格助詞
名詞
格助詞
遊び バ行四段活用動詞「遊ぶ」連用形
て、 接続助詞
夜もすがら 副詞
名詞
格助詞
吹か カ行四段活用「吹く」未然形
尊敬の助動詞「る」連用形

作者⇒博雅の三位

ける 過去の助動詞「けり」連体形
に、 格助詞
同じ シク活用形容詞「同じ」連体形
さま 名詞
に、 格助詞
直衣 名詞
カ行上一段活用「着る」連用形
たる 存続の助動詞「たり」連体形
名詞
の、 格助詞
名詞
吹き カ行四段活用「吹く」連用形
けれ 過去の助動詞「けり」已然形
ば、 接続助詞
「誰 名詞
なら 断定の助動詞「なり」未然形
む」 推量の助動詞「む」終止形
格助詞
思ふ ハ行四段活用動詞「思ふ」連体形
ほど 名詞
に、 接続助詞
代名詞
格助詞
名詞
格助詞
音、 名詞
この世 名詞
格助詞
たぐひなく ク活用形容詞「たぐひなし」連用形
めでたく ク活用形容詞「めでたし」連用形
聞こえ ヤ行下二段活用動詞「聞こゆ」連用形
けれ 過去の助動詞「けり」已然形
ば、 接続助詞
あやしく シク活用形容詞「あやし」連用形
て、 接続助詞
近寄り ラ行四段活用動詞「近寄る」連用形
接続助詞
マ行上一段活用動詞「見る」未然形
けれ 過去の助動詞「けり」已然形
ば、 接続助詞
いまだ 副詞
マ行上一段活用動詞「見る」未然形
打消しの助動詞「ず」連体形
名詞
なり 断定の助動詞「なり」連用形
けり。 過去の助動詞「けり」終止形
代名詞
係助詞
もの 名詞
格助詞
係助詞
言は ハ行四段活用動詞「言ふ」未然形
ず、 打消の助動詞「ず」連用形
かれ 代名詞
係助詞
言ふ ハ行四段活用動詞「言ふ」連体形
こと 名詞
なし。 ク活用形容詞「なし」終止形
かく 副詞
格助詞
ごとく、 比況の助動詞「ごとし」連用形
名詞
格助詞
夜ごと 名詞+接尾語
格助詞
行きあひ ハ行四段活用動詞「行きあふ」連用形
接続助詞
吹く カ行四段活用動詞「吹く」連体形
こと、 名詞
夜ごろ 名詞
格助詞
なり ラ行四段活用動詞「なる」連用形
ぬ。 完了の助動詞「ぬ」終止形

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