徒然草家居のつきづきし10段品詞分解

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家居のつきづきしく、あらまほしきこそ、

仮の宿りとは思へど、興あるものなれ。

よき人の、のどやかに住みなしたる所は、

さし入りたる月の色も、ひときはしみじみと見ゆるぞかし。

家居 名詞
格助詞
つきづきしく シク活用形容詞「つきづきし」連用形
あら ラ行変格活用動詞「あり」未然形
まほしき 希望の助動詞「まほし」連体形
こそ 係助詞(係り結び)
名詞
格助詞
宿り 名詞
格助詞
係助詞
思へ ハ行四段活用動詞「思ふ」已然形
接続助詞
名詞
ある ラ行変格活用動詞「あり」連体形
もの 名詞
なれ。 断定の助動詞「なり」已然形(「こそ」結び)
よき ク活用形容詞「よし」連体形
名詞
格助詞
のどやかに ナリ活用形容動詞「のどかなり」連用形
住みなし サ行四段活用動詞「住みなす」連用形
たる 完了の助動詞「たり」連体形
名詞
係助詞
さし入り 接頭語+ラ行四段活用動詞「入る」連用形
たる 完了の助動詞「たり」連体形
名詞
格助詞
名詞
もの 名詞
ひときは 副詞
しみじみと 副詞
見ゆる ヤ行下二段活用動詞「見ゆ」連体形
係助詞終助詞
かし 終助詞

今めかしくきららかならねど、木立ちものふりて、

わざとならぬ庭の草も心あるさまに、簀子)・透垣のたよりをかしく、

うちある調度も昔覚えてやすらかなるこそ、心にくしと見ゆれ。

いまめかしく シク活用形容詞「いまめかし」連用形(中止法)
きららかなら ナリ活用形容動詞「きららかなり」未然形
打消の助動詞「ず」已然形
接続助詞
木だち 名詞+接尾語
ものふり 接頭語+ラ行上二段活用動詞「ふる」連用形
接続助詞
わざと 副詞
なら 断定の助動詞「なり」未然形
打消の助動詞「ず」連体形
名詞
格助詞
名詞
係助詞
名詞
ある ラ行変格活用動詞「あり」連体形
さま 名詞
断定の助動詞「なり」連用形
簀子 名詞
透垣 名詞
格助詞
たより 名詞
をかしく シク活用形容詞「をかし」連用形
うちある 接頭語+ラ行変格活用動詞「あり」連体形
調度 名詞
係助詞
名詞
覚え ヤ行下二段活用動詞「覚ゆ」連用形
接続助詞
やすらかなる ナリ活用形容動詞「やすらかなり」連体形
こそ 係助詞(係り結び)
心にくし ク活用形容詞「心にくし」終止形
格助詞
見ゆれ。 ヤ行下二段活用動詞「見ゆ」已然形(「こそ」結び)。

多くの工の心をつくして磨きたて、

唐の大和の、めづらしく、えならぬ調度どもならべおき、前栽の草木まで、

心のままならず作りなせるは、見る目も苦しく、いとわびし。

おほく ク活用形容詞「おほし」連用形
格助詞
名詞
格助詞
名詞
格助詞
つくし サ行四段活用動詞「つくす」連用形
接続助詞
みがきたて タ行下二段活用動詞「みがきたつ」連用形中止法
名詞
格助詞
大和 名詞
格助詞
めづらしく シク活用形容詞「めづらし」連用形中止法
副詞
なら ラ行四段活用動詞「なる」未然形
打消の助動詞「ず」連体形
調度ども 名詞+接尾語
ならべおき カ行四段活用動詞「ならべおく」連用形中止法
前栽 名詞
格助詞
草木 名詞
まで 副助詞
名詞
格助詞
まま 名詞
なら 断定の助動詞「なり」未然形
打消の助動詞「ず」連用形
作りなせ サ行四段活用動詞「つくりなす」已然形
完了の助動詞「り」連体形
は、 係助詞、
見る マ行上一段活用「見る」連体形
名詞
係助詞
くるしく シク活用形容詞「くるし」連用形
いと 副詞
わびし。 シク活用形容詞「わびし」終止形。

 

さてもやは、ながらへ住むべき。

また、時の間の煙ともなりなんとぞ、うち見るよりも思はるる。

大方は、家居にこそことざまはおしはからるれ。

さて 副詞
係助詞
やは 係助詞(反語)(係り結び)
ながらへ ハ行下二段活用動詞「ながらふ」連用形
住む マ行四段活用動詞「住む」終止形
べき。 可能の助動詞「べし」連体形(「やは」結び)
また 副詞
名詞
格助詞
名詞
格助詞
名詞
格助詞
係助詞
なり ラ行四段活用動詞「なる」連用形
強意の助動詞「ぬ」未然形
推量の助動詞「む(ん)」終止形
格助詞
係助詞(係り結び)
うち見る 接頭語+マ行上一段活用「見る」連体形
より 格助詞
思は ハ行四段活用動詞「思ふ」未然形
るる。 自発の助動詞「る」連体形
大方 名詞
係助詞
家居 名詞
格助詞
こそ 係助詞(係り結び)
ことざま 名詞
係助詞
おしはから ラ行四段活用動詞「おしはかる」未然形
るれ。 可能の助動詞「る」已然形(「こそ」結び)

後徳大寺の大臣の寝殿に、鳶(とび)ゐさせじとて、縄を張られたりけるを、

西行が見て、「鳶のゐたらんは、何かは苦しかるべき。この殿の御心、

さばかりにこそ」とて、その後は参らざりけると聞き侍るに、

させ 使役の助動詞「さす」未然形
打消意志の助動詞「じ」終止形
とて 格助詞
名詞
格助詞
はら ラ行四段活用動詞「はる」未然形
尊敬の助動詞「る」連用形 助動詞 作者→後徳大寺大臣
たり 完了の助動詞「たり」連用形
ける 過去の助動詞「けり」連体形
格助詞
西行 名詞
格助詞
マ行上一段活用動詞「見る」連用形
接続助詞
「鳶 名詞
格助詞
ワ行上一段活用動詞「ゐる」連用形
たら 完了の助動詞「たり」未然形
仮定婉曲の助動詞「む」連体形
係助詞
名詞
かは 係助詞(反語)(係り結び)
苦しかる シク活用形容詞「くるし」連体形
べき。 推量の助動詞「べし」連体形(「かは」結び)
代名詞
格助詞
殿 名詞
格助詞
御心 接頭語+名詞
さばかり 副詞
断定の助動詞「なり」連用形
こそ」 係助詞(係り結び)結びは省略
とて 格助詞
代名詞
格助詞
のち 名詞
係助詞
参ら 謙譲語 本動詞 ラ行四段活用動詞「参る」未然形 作者→後徳大寺大臣 参上する
ざり 打消の助動詞「ず」連用形
ける 過去の助動詞「けり」連体形
格助詞
聞き カ行四段活用動詞「聞く」連用形
侍る 丁寧語補助動詞ラ行変格活用動詞「侍り」連体形
接続助詞

綾小路宮のおはします小坂殿の棟に、

いつぞや縄を引かれたりしかば、かの例(ためし)思ひ出でられ侍りしに、

まことや、「烏のむれゐて池の蛙をとりければ、御覧じ悲しませ給ひてなん」と

人の語りしこそ、さてはいみじくこそと覚えしか。

徳大寺にも、いかなる故か侍りけん。

綾小路宮 名詞
格助詞
おはします 尊敬語ハ行四段活用動詞 本動詞 ハ行四段活用動詞 作者→綾小路宮 いらっしゃる
小坂殿 名詞
格助詞
名詞
格助詞
いつ 名詞
係助詞
係助詞(疑問)(係り結び)
名詞
格助詞
ひか カ行四段活用動詞「ひく」未然形
尊敬の助動詞「る」連用形
たり 完了の助動詞「たり」連用形
しか 過去の助動詞「き」已然形(係り結びは流れている)
ば、 接続助詞、
代名詞
格助詞
名詞
思ひ出で ダ行下二段活用動詞「思ひ出づ」未然形
られ 自発助動詞「らる」連用形
侍り 丁寧語補助動詞ラ行変格活用動詞「侍り」連用形
過去の助動詞「き」連体形
接続助詞
まことや 感動詞
「鳥 名詞
格助詞
群れゐ ワ行上一段活用動詞「群れゐる」連用形
接続助詞
名詞
格助詞
名詞
格助詞
とり ラ行四段活用動詞「とる」連用形
けれ 過去の助動詞「けり」已然形
ば、 接続助詞、
ご覧じ 尊敬語 本動詞 サ行変格活用動詞 作者→綾小路宮 ご覧になる(見る)
かなしま マ行四段活用動詞「かなしむ」未然形
尊敬の助動詞「す」連用形 助動詞
給ひ 尊敬語 補助動詞 ハ行四段活用動詞「給ふ」連用形 作者→綾小路宮 ~なさる
接続助詞
なん」 係助詞(係り結びは省略)
格助詞
名詞
格助詞
語り ラ行四段活用動詞「語る」連用形
過去の助動詞「き」連体形
こそ 係助詞(係り結び)
さては 接続詞
いみじく シク活用形容詞「いみじ」連用形
こそ 係助詞(係り結び)結びは省略
格助詞
覚え ヤ行下二段活用動詞「覚ゆ」連用形
しか。 過去の助動詞「き」已然形(「こそ」結び)。
徳大寺 名詞
格助詞
係助詞
いかなる ナリ活用形容動詞「いかなり」連体形
ゆゑ 名詞
係助詞(係り結び)
侍り 丁寧語補助動詞ラ行変格活用動詞「侍り」連用形
けん。 過去推量の助動詞「けむ(ん)連体形(「か」結び)。

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