早稲田大学社会学部選択肢研究

こんにちは。『逆転合格メーカー』コシャリです。

記事を御覧頂いてありがとうございます。

 

さて今回は、

 

早稲田大学の社会科学部を例に選択肢の作られ方を研究していきたいと思います。

 

 

 

今早稲田の商学部を第一志望にしている高3生を教えているのですが、問題を分析していて、商学部にも同じような選択肢の作られ方がありましたので、

 

 

今この記事を見てくれているあなたも、ぜひご自身の志望校の過去問研究に活かしてくださいね。

 

典型的な選択肢の作られ方

以下は、早稲田大学社会科学部の2014年問11から

 

傍線部②「世にゆるさるる」の説明としてもっとも適切なものを、

次の1~5の中から一つ選んで解答欄にマークせよ。

1音楽のみに専念して生活できること。

2演奏の名手として認められること。

3帝の前での演奏を許されること。

4過去の罪を許されること。

5高い位を授けられること。

 

答えは2の演奏の名手として認められること。

 

なのですが、

この問題は選択肢の作られ方を学ぶにはとてもよいパターンです。

傍線部を分析

まず、傍線部の中を分析してみます

 

「世に/ゆるさるる」

 

赤本の解説を見ても分かる通り、「世に」の「世」は世間を表しますね。

 

なので直訳は「世間に許される」となります。

現代語でも使う単語

ここで「許される」に注目すると、「許す」は現代語でも普通に使いますよね?ここが作られ方のパターンの一つなのですが、まず傍線部の中に現代語でも使う語が含まれていることが特徴です。

そして、次に、選択肢を見てもらうと、現代語の「許す」が入っているものが、2つありますよね。

 

だいたい現代語の意味でそのまま載っているのが、2つくらい入っていることが多いです。

 

この問題でいうと

 

3帝の前での演奏を許されること。

4過去の罪を許されること。

ですね。

 

僕の感覚では、現代語でも使う意味でそのまま載っている選択肢はあんまり正解にならない印象です。その辺りは、大量に問題に触れて、選択肢をたくさんみて、ご自身の感覚を養っていってくださいね。

 

本文を載せていないのでちょっとわかりにくですが、選択肢の1番と5番は、本文の「高き世に改まり、宝にあづかり」から消すことができます。