また、ある出来事については、年代の並び替え問題で同じ年でも月の早い遅いまで問われることもあることがわかります。
この種の問題では、得点する必要があるかどうかは必ず考えないといけないのですが、細かい因果関係や、順番まで正確に覚えた方がいいこともわかります。
しつこいですが、細かい因果関係や順番まで正確に覚えないと合格できないと勘違いしないでくださいね。
実際に過去問を見て、ロシア史の知識が不足しているというのであれば、『各国別世界史ノート』など、地域ごとに整理した参考書でロシア史を復習すればいいわけですし、年代の問題を強化する必要があるなと思えば、世界史の年代を暗記するための参考書を使えばいいのです。
もちろん、ゼロから世界史をはじめて、教科書レベルの知識をスピードマスターを使ってインプットする段階など、外せない参考書というものもあるわけですが、参考書はあくまで志望校の「本番で得点するために使う」という本来の目的を常に忘れてはいけないわけです。
本番で得点するために参考書をつかうという視点で考えると、東進の一問一答をやったから上智大学に合格できるとか、Z会の一問一答をやったから上智大学に合格できるというわけではなくて、上智大学の志望学部の志望学科の本番の問題で(英語や国語を含めた)世界史の合格点をがとれるから合格できるというのは納得できると思います。
スピマスなどである程度暗記はしたけれども、どうも短文で聞かれると答えられないなど、自分の弱点がわかった上で使う分にはいいと思いますが、個人的には一問一答は時間がかかるので、これ単体で勉強するのは効率が悪いのでオススメしていません。
暗記したものをチェックする目的で使う目的で使うのもいいと思います。
確かに、東進の一問一答やZ会の一問一答を全部完璧に暗記できているのであれば、世界史で高得点を取ることもできるでしょう。
しかし、残り時間で自分の合計点を最大限引き上げるために、上智大学の入試本番で合格最低点を超えるのにその一問一答を仕上げるのが最上の手かと言われれば、11月のこの時期なら違うと言えるでしょう。
これが1月なら確かに世界史に時間を投入するのも作戦としてはありかもしれませんが、11月の半ばのこの時期なら、まだまだ過去問で出る分野を特定したり、国語や英語で点に絡む要素を研究したりするべきでしょう。
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