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建礼門院右京大夫集またの年の春品詞分解

ものをとかく思ひ続くるままに、悲しさもなほまさる心地す。

はかなくあはれなりける契りのほども、

わが身ひとつのことにはあらず。同じゆかりの夢見る人は、

知るも知らぬもさすが多くこそなれど、

さしあたりて、例なくのみおぼゆ。

さても 接尾語
げに 副詞
ながらふる ハ行下二段活用動詞「長らふ」連体形
名詞
格助詞
習ひ 名詞
心憂く ク活用形容詞「心憂し」連用形
明け カ行下二段活用動詞「明く」連用形
完了の助動詞「ぬ」終止形
暮れ ラ行下二段活用動詞「暮る」連用形
完了の助動詞「ぬ」終止形
格助詞
サ行変格活用動詞「す」連用形
つつ 接続助詞
さすがに 副詞
現し心 名詞
係助詞
交じり ラ行四段活用動詞「交じる」連用形
もの 名詞
格助詞
とかく 副詞
思ひ続くる カ行下二段活用動詞「思ひ続く」連体形
まま 名詞
格助詞
悲しさ 名詞
係助詞
なほ 副詞
まさる ラ行四段活用動詞「まさる」連体形
心地 名詞
す。 サ行変格活用動詞「す」終止形
はかなく ク活用形容詞「はかなし」連用形
あはれなり ナリ活用形容動詞「あはれなり」連用形
ける 過去の助動詞「けり」連体形
契り 名詞
格助詞
ほど 名詞
係助詞
代名詞
格助詞
名詞
ひとつ 名詞
格助詞
こと 名詞
断定の助動詞「なり」連用形
係助詞
あら 補助動詞ラ行変格活用動詞「あり」未然形
ず。 打消の助動詞「ず」終止形
同じ シク活用形容詞「同じ」連体形
ゆかり 名詞
格助詞
名詞
見る マ行上一段活用「見る」連体形
名詞
係助詞
知る ラ行四段活用動詞「知る」連体形
係助詞
知ら ラ行四段活用動詞「知る」未然形
打消の助動詞「ず」連体形
係助詞
さすが 副詞
多く ク活用形容詞「多し」連用形
こそ 係助詞(係り結び)
なれ 断定の助動詞「なり」已然形(「こそ」結び)
接続助詞
さしあたり ラ行四段活用動詞「さしあたる」連用形
接続助詞
名詞
なく ク活用形容詞「なし」連用形
のみ 副助詞
おぼゆ。 ヤ行下二段活用動詞「おぼゆ」終止形。

 

むかしも今もただのどかなる限りある別れこそあれ、

かく憂きことは、いつかはありけるとのみ思ふもさることにて、

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コシャリ

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