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十訓抄行成と実方品詞分解

やがて、かしこにて失せにけり。

品詞分解

実方 名詞
格助詞
ば、 係助詞
中将 名詞
格助詞
召し サ行四段活用動詞「召す」連用形 尊敬語 本動詞 作者⇒主上 (差し出させる)お取り上げになる
て、 接続助詞
「歌枕 名詞
マ行上一段活用動詞「見る」連用形
接続助詞
参れ。」 ラ行四段活用動詞「参る」命令形 謙譲語 本動詞 主上→主上 (行く)参る
格助詞
接続助詞
陸奥の守 名詞
格助詞
なし サ行四段活用動詞「なす」連用形
接続助詞
流し サ行四段活用動詞「流す」連用形
遣はさ サ行四段活用動詞「遣はす」未然形 尊敬語 本動詞 作者⇒主上 (遣る)お遣わしになる
尊敬の助動詞「る」連用形 尊敬語 助動詞 作者⇒主上 ~なさる
ける。 過去の助動詞「けり」連体形
やがて ふくし
かしこ 代名詞
にて 格助詞
失せ サ行下二段活用動詞「失す」連用形
完了の助動詞「ぬ」連用形
けり。 過去の助動詞「けり」終止形

本文

実方、蔵人の頭にならでやみにけるを恨みて、

執とまりて、雀になりて、殿上の小台盤に居て、

台盤を食ひけるよし、人言ひけり。

品詞分解

実方 名詞
蔵人の頭 名詞
格助詞
なら ラ行四段活用動詞「なる」未然形
接続助詞
やみ マ行四段活用動詞「やむ」連用形
完了の助動詞「ぬ」連用形
ける 過去の助動詞「けり」連体形
格助詞
恨み マ行上二段活用動詞「恨む」連用形
て、 接続助詞
名詞
とまり ラ行四段活用動詞「とまる」連用形
接続助詞
名詞
格助詞
なり ラ行四段活用動詞「なる」連用形
接続助詞
殿上 名詞
格助詞
小台盤 名詞
格助詞
ワ行上一段活用動詞「居る」連用形
接続助詞
台盤 名詞
格助詞
食ひ ハ行四段活用動詞「食ふ」連用形
ける 過去の助動詞「けり」連体形
よし、 名詞
名詞
言ひ ハ行四段活用動詞「言ふ」連用形
けり。 過去の助動詞「けり」終止形

本文

一人は、忍に耐へざるによりて前途を失ひ、

一人は、忍を信ずるによりて褒美にあへるたとひなり。

品詞分解

一人 名詞
係助詞
名詞
格助詞
耐へ ハ行下二段活用動詞「耐ふ」未然形
ざる 打消 の助動詞「ず」連体形
格助詞
より ラ行四段活用動詞「よる」連用形
接続助詞
前途 名詞
格助詞
失ひ、 ハ行四段活用動詞「失ふ」連用形
一人 名詞
係助詞
名詞
格助詞
信ずる サ行変格活用動詞「信ず」連体形
格助詞
より ラ行四段活用動詞「よる」連用形
接続助詞
褒美 名詞
格助詞
あへ ハ行四段活用動詞「あふ」已然形
完了の助動詞「り」連体形
たとひ 名詞
なり。 断定の助動詞「なり」終止形

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