本番に近づけようとするあまり、あんまりカンタンな問題になると、「なんだよこの予備校たいしたことねーじゃん。通ってみようかと思ったけどやーめた」となってしまいます。
ですので、ある程度難しくしないと権威がなくなってしまい通塾につながりません。
基本的には、「え、この程度の問題もできないのですか?うちの予備校の生徒は皆さんこの程度はスラスラ解いてますけどね。え、やっぱり解けないんですか?なんで解けないかわかりますか?なに、カンタンなことですよ。それはね、あなたがウチの授業を受けてないからですよ。このレベルが解けて合格できない人はいませんから、あなたも無料の体験授業に参加してみませんか?」
なんてもちろん書いてないですけど、仕掛ける側からすると、そういう感じになりますね。
というわけで、多少難しくても意気消沈したり、勉強のスピードを落としたりしないでくださいね。
東進の参考書も後ろのほうが教室の案内が入っていますし、『単語王』なんて「先輩はなんちゃらかんちゃら」と広告が中身にまで入ってきています。「マジウザイし、使いづれーんだよ(せっかく中身はいいのに)」と思いますが、本とはそういうものです。教室受講を促すためのマーケティングツールなのです。そういうのを理解していくのも大人になるということなのです。こんなこと教える塾の先生はあんまりいないですね。ちなみに、話のわかる受験生とはいつもこんな話をしてるんですけどね。
[音声ダウンロード付き]東京外大の英語完全予想問題 改訂版—過去問研究とミニ模試6回 (英語難関校シリーズ)
2018年に出たものです。2020年現在の問題と完全にマッチしているかといわれれば、
していないですが、雰囲気を掴む目的で、準備運動としてはじめてみましょう。
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