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源氏物語夕顔夕顔の死宵過ぐるほど品詞分解現代語訳7

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帰り入りて、探りたまへば、女君はさながら臥して、

右近はかたはらに うつぶし臥したり。「こはなぞ。あな、もの狂ほしの物怖ぢや。荒れたる所は、狐などやうのものの、人を脅やかさむとて、け恐ろしう思はするならむ。まろあれば、さやうのものには脅されじ」とて、引き起こしたまふ。

現代語訳

(源氏が外から夕顔と右近がいる部屋に)帰ってきて中に入り、

(燈火が消えた暗闇の中を)手探りなさると、女君=夕顔は先ほど(までの怖がった様子)のまま臥せっていて、

右近は夕顔のそばで、うつ伏せになって臥せっていた。

(源氏)「これ(2人とも寝てるとか)は何事か。ああ、気が違ってしまうほどの怖がりだ。このような荒れたところは、狐などのようなものが、

人間を怖がらせようとして、恐ろしく思わせるのだろう。

しかし、この私がいるのだから、そのような(狐のような)ものには脅されないだろう。」と言って、(源氏は右近を)引き起こしなさる。

 

コメント

さあ、高貴で優秀な男子の皆さん、今スグ意中のあの子を

お化け屋敷に誘って、吊り橋効果でドキドキしよう!

通常よりいい結果が出るかもしれません。

もちろん結果は保証しません。(笑)

 

ちなみに、私コシャリは、高校1年のクラス旅行で、

なぜか、富士急の病院?的なお化け屋敷の先頭を

歩かされることになり、(グループ12人くらいいたのになぜ私?)

非常に早口になったことがあります。

いつもより、7倍くらいたくさん喋った気がします。

 

 

帰り入り ラ行四段活用動詞「帰り入る」連用形
接続助詞
探り ラ行四段活用動詞「探る」連用形
たまへ ハ行四段活用動詞「たまふ」已然形 尊敬語 補助動詞 作者→源氏 ~なさる
接続助詞
女君 名詞
係助詞
さながら 副詞
臥し サ行四段活用動詞「臥す」連用形
接続助詞
右近 名詞
係助詞
かたはら 名詞
格助詞
うつぶし サ行四段活用動詞「うつぶす」連用形
臥し サ行四段活用動詞「臥す」連用形
たり。 完了の助動詞「たり」終止形。
「こ 代名詞
係助詞
代名詞
ぞ。 係助詞
あな 感動詞
もの狂ほし シク活用形容詞「もの狂ほし」語幹
格助詞
物怖ぢ 名詞
や。 間投助詞
荒れ ラ行下二段活用動詞「荒る」連用形
たる 完了の助動詞「たり」連体形
名詞
係助詞
名詞
など 副助詞
やう 名詞
格助詞
もの 名詞
格助詞
名詞
格助詞
脅やかさ サ行四段活用動詞「脅かす」未然形
意志の助動詞「む」終止形
格助詞
接続助詞
け恐ろしう シク活用形容詞「け恐ろし」連用形「け恐ろしく」ウ音便
思は ハ行四段活用動詞「思ふ」未然形
する 使役の助動詞「す」連体形
なら 断定の助動詞「なり」未然形
む。 推量の助動詞「む」終止形
まろ 代名詞
あれ ラ行変格活用動詞「あり」已然形
接続助詞
さやう 名詞
格助詞
もの 名詞
格助詞
係助詞
脅さ サ行四段活用動詞「脅す」未然形
受け身の助動詞「る」未然形
じ」 打消推量の助動詞「じ」終止形
格助詞
接続助詞
引き起こし サ行四段活用動詞「引き起こす」連用形
たまふ ハ行四段活用動詞「たまふ」終止形 尊敬語 補助動詞 作者→源氏 ~なさる

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コシャリ

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