世継⇒花山天皇への敬意
接続は四段・ナ変・ラ変の未然形
せ/せ/す/する/すれ/せよ
補助動詞
ハ行四段活用動詞「おはします」連用形
世継⇒花山天皇への敬意
いらっしゃる
粟田殿の、「いかに、かくはおぼしめしならせおはしましぬるぞ。
ただ今過ぎば、おのづからさはりも出でまうで来な/む。」と、
そら泣きし給ひけるは。
(花山天皇が弘徽殿の女御の御手紙をとりに帰ろうとしたその時)
粟田殿〔=道兼公〕が
「どうしてそのような(思い切りの悪い)
お気持ちになられてしまったのですか。
今この機会を逃してしまったら、自然と支障も出てまいる
にちがいありません。」といって、うそ泣きをなさったことでしたよ。
粟田殿 | 名詞 |
の、 | 格助詞 |
「いかに | ナリ活用形容動詞「いかなり」連用形 |
おぼしめしなら | 尊敬語
本動詞 ラ行四段活用動詞「おぼしめしなる」未然形 粟田殿⇒花山天皇 |
せ | 尊敬の助動詞「す」連用形
粟田殿⇒花山天皇への敬意 |
おはしまし | 尊敬語
補助動詞 ハ行四段活用動詞「おはします」連用形 粟田殿⇒花山天皇 いらっしゃる |
ぬる | 完了の助動詞「ぬ」連体形
接続は連用形 |
ぞ。 | 終助詞
(係助詞の終助詞的用法) 学校の先生に従おう |
ただ今 | 名詞 |
過ぎ | ガ行上二段活用動詞「過ぐ」未然形 |
ば、 | 接続助詞 |
おのづから | 副詞 |
さはり | 名詞 |
も | 係助詞 |
出でまうで来(き) | 謙譲語
本動詞 カ行変格活用動詞「出でまうで来(く)」連用形 粟田殿⇒花山天皇への敬意 「出で来(く)」の謙譲語 出てまいる |
な | 強意の助動詞「ぬ」未然形
接続は連用形 |
む」 | 推量の助動詞「む」終止形
接続は未然形 |
と、 | 格助詞 |
そら泣きし | サ行変格活用動詞「そら泣きす」連用形 |
給ひ | 尊敬語 |
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