しかし、そうした努力も結局本番で英語や国語で点数がとれなくては無駄になってしまいます。
もちろんできることはすべてやるのですが、英語、国語、日本史の順に時間やエネルギーを配分していかないと、合格することはかなり困難になっていくことを頭に入れておいてください。
繰り返しますが、英単語2000、英熟語1000、英文解釈・構文把握ができるようになってから、日本史を進める方が総合的な時間が短くなることを強調しておきます。
大学受験日本史の勉強の手順
- 授業中に『テーマ史ノート』の項目を埋めていく
- ざっと流れを把握する『超速』『石川日本史』
- 教科書レベルの暗記『スピードマスター』
- 過去問『赤本』第一志望校の問題は手に入るだけやる
- 『テーマ史ノート』で頻出分野にマークしていく
- 必要に応じて史料問題・論述等個別の対策をしていく
さて、大前提を頭にいれておいた上で、勉強の手順を見ていきます。
学校の授業中に『テーマ史ノート』の項目を埋めていく
高1高2で日本史の授業がある方は、授業中にノートをとりつつ、『流れが分かる日本史テーマ史ノート』を埋めていくといいでしょう。
これから先、知識のデータベースになっていくので、用意しておきましょう。
流れがわかる日本史Bノートと流れがわかる日本史Bテーマ史ノート
通史ならテーマ史ノートじゃなくていいんじゃないの?と思う方もいるかも知れません。ご尤もです。
ただ、通常大学受験では、通史というよりも、特定のジャンル、分野、テーマに沿った出題をされることがほとんどですので、
大学入試を見据えた場合、最初からテーマ史ノートを使ったほうがいいと考えています。
ざっと流れを把握する『超速日本史』『石川日本史』
日々の学習や学校の定期テスト対策は上記のテーマ史ノートを埋める&暗記していけばいいのですが、
次に日本史の暗記をスムーズにしていくために、全体像を頭に入れていきます。ここでの目的はあくまで全体像をつかむこと、次のスピードマスターの暗記をスムーズにすることにありますので、細かく読んでいく必要はありません。スピードを付けて乱暴に3回4回5回と読んでいきましょう。