一ヶ月で40点あげてセンター英語で9割達成、 たとえ学校の先生からお前なんかMARCHにも受からないと言われても、 残り4ヶ月で上智大学合格に導いた『逆転合格メーカー』のコシャリです。 いつも独学受験.jpにお越しいただきましてありがとうございます。
さて今回は日本史の勉強法です。
大前提:日本史は英語の勉強が終わってからやる
- 1科目ごとに仕上げていく
- 英語ができないと合格することはないと思っていい
- 日本史に逃げない
- 日本史の勉強は、英語より面白いことが多い
- インスタントに成績が伸びる
- 最低でも英単語・英熟語・英語構文(文構造の把握)が出来てから始める
1科目ずつ、特に英語から仕上げていく
まず日本史の勉強を始める前に気にしておいてほしいことがあります。
そもそも日本史の勉強はまず、英語がある程度完成してから始めるということです。
僕の発信を見てくださっている方の多くは東京外国語大学や上智大学、早稲田大学の国際教養学部など、英語が好きだったり、得意だったり、少なくとも苦手ではないことが多いので、あまり心配していませんが、
早慶目指していますという人の多くが、早慶を目指せるに十分な英語の力、
具体的にいうと、英単語の2000程度の暗記、英熟語の1000程度の暗記、英語の文構造の把握ができていません。
まだそれらが終わっていない方は、普段の授業や学校のテスト勉強以外は英語の勉強に時間とエネルギーを注ぎ込んでください。
英語ができないと合格することはないと思っていい
日本の大学の配点を見ると、英語の配点が高いことがほとんどです。
そして、偏差値でいうと上に行けば行くほど英語の配点も高くなる傾向にあります。
早稲田大学にしても、慶應義塾大学にしても、上智大学にしても英語の配点が高いことが多いですし、
また、
いわゆる慶應JAR、慶應、上智、青学、立教のような「オシャレ」なイメージのある大学ほど、英語の配点が高い傾向にあります。
※慶應JARの対になるのは、早稲田ホーチミン、早稲田大学、法政大学、中央大学、明治大学ですが、概ねこちらのほうが英語の配点が相対的に低いです。
配点の高い英語の読解に必要な、英単語、英熟語、構文解釈を仕上げてから、できれば国語もある程度の目処がついてから、日本史の勉強を始めてください。
1科目ずつ仕上げて行くイメージが大切です。
日本史に逃げない
- 日本史の勉強は、英語より面白いことが多い
- インスタントに成績が伸びる
さて、次に、日本史の勉強が逃げになっていないか、ちょっと振り返って見て欲しいと思います。
志望校の合格を考えると、明らかに英語を優先しなかれば行けないのに、日本史の勉強ばかりに時間を使ってしまう受験生があとをたちません。
その日本史の勉強は、英語からの逃避にはなっていないでしょうか。
たしかに、英語はある程度時間をかけて、内容を楽しむレベルにならないと、面白くなりません。
僕は先日上智大学の英語の問題を読みながら、「男性の方が脳みその量は多いが、脳みそのはたらきは女性の方がよい」なんて書いてあって、男の方が身体がでかいんだから当たり前だろ、なんて突っ込みつつ面白がっていたのですが、中身を味わうレベルまで行くのには時間がかかります。
その点日本史は、奇人変人の類が出てきたり、子供を作りまくっている絶倫の男が出てきたり、位の高い女性を虜にする坊さんが出てきたり、とにかく面白い人間やエピソードが出てくるので、非常に楽しめる部分があると思うんですね。
そうすると、どうしたって英語よりも日本史に時間を使いたくなると思います。
しかし、
これが、早慶目指していますという受験生の不合格のトップの理由になります。
日本史や世界史など、社会、歴史科目に時間をつかうと、必然的に英語や国語に時間がへります。
英語や国語の方が配点が高く、しかも一度ある程度のレベルまで上げると、放っておいてもそこまで急激には成績がさがらないので、メンテナンスも短時間ですみます。
しかし、
こと日本史に関しては、メンテナンスにとんでもない時間と労力がかかりますし、そもそも暗記にも時間がかかります。
ですので、
とにかく英語や国語を優先するべきなのです。
そして、
日本史や、世界史もそうですが、暗記科目はすぐに点数が伸びます。インスタントに成果がでるので、モチベーションが保ちやすいという点も、日本史が受験生をひきつける理由の一つです。
特に私立専願の方の場合、3教科の偏差値を気にすると思いますが、英語や国語が伸びていない状態でも、日本史に時間を使ってその場しのぎで模試を受け、どうにか3教科の偏差値を絶望しないレベルに持っていく受験生が多いのも事実です。
しかし、そうした努力も結局本番で英語や国語で点数がとれなくては無駄になってしまいます。
もちろんできることはすべてやるのですが、英語、国語、日本史の順に時間やエネルギーを配分していかないと、合格することはかなり困難になっていくことを頭に入れておいてください。
繰り返しますが、英単語2000、英熟語1000、英文解釈・構文把握ができるようになってから、日本史を進める方が総合的な時間が短くなることを強調しておきます。
手順
- 授業中に『テーマ史ノート』の項目を埋めていく
- ざっと流れを把握する『超速』『石川日本史』
- 教科書レベルの暗記『スピードマスター』
- 過去問『赤本』第一志望校の問題は手に入るだけやる
- 『テーマ史ノート』で頻出分野にマークしていく
- 必要に応じて史料問題・論述等個別の対策をしていく
さて、大前提を頭にいれておいた上で、勉強の手順を見ていきます。
学校の授業中に『テーマ史ノート』の項目を埋めていく
高1高2で日本史の授業がある方は、授業中にノートをとりつつ、『流れが分かる日本史テーマ史ノート』を埋めていくといいでしょう。
これから先、知識のデータベースになっていくので、用意しておきましょう。
ざっと流れを把握する『超速』『石川日本史』
日々の学習や学校の定期テスト対策は上記のテーマ史ノートを埋める&暗記していけばいいのですが、
次に日本史の暗記をスムーズにしていくために、全体像を頭に入れていきます。ここでの目的はあくまで全体像をつかむこと、次のスピードマスターの暗記をスムーズにすることにありますので、細かく読んでいく必要はありません。スピードを付けて乱暴に3回4回5回と読んでいきましょう。
超速!最新日本史の流れ―原始から大政奉還まで、2時間で流れをつかむ! (大学受験合格請負シリーズ―超速TACTICS)
ブックマン社
売り上げランキング: 6,250
超速!最新日本近現代史の流れ―つかみにくい近現代を一気に攻略! (大学受験合格請負シリーズ―超速TACTICS)
ブックマン社
売り上げランキング: 8,732
石川晶康 日本史B講義の実況中継(1)原始~古代 (実況中継シリーズ)
語学春秋社
売り上げランキング: 2,973
石川晶康 日本史B講義の実況中継(2)中世~近世 (実況中継シリーズ)
語学春秋社
売り上げランキング: 3,039
石川晶康 日本史B講義の実況中継(3)近世~近代 (実況中継シリーズ)
語学春秋社
売り上げランキング: 3,654
石川晶康 日本史B講義の実況中継(4)近現代 (実況中継シリーズ)
語学春秋社
売り上げランキング: 2,492
まずは教科書レベルを完成させよう
詳説日本史B 改訂版 [日B309] 文部科学省検定済教科書 【81山川/日B309】
山川出版
売り上げランキング: 10,638
教科書レベルの徹底暗記『スピードマスター』
そこまで読んできて、ざっと、何となくでいいのでこんな事件があったなぁというのがぼんやりと頭に入ったら、次は教科書レベルの知識を本格的に頭に突っ込んでいきます。
とにかく『スピードマスター』はごちゃごちゃ言わずに繰り返してください。
まずは答えを先に埋めてみて、何度も何度も読んでいきます。答えになるキーワードは音読していくといいですね。
覚えられない、なんて言っている暇があったらもう一回読んで下さい。
どの章も5分もあれば読むことができます。
ちなみに、受験生の場合は最初の2,3日で全部穴埋めをしてもらって、毎日10章ずつ読んでもらったりしています。
そのペースでいけば3日で1周出来ますので、1ヶ月で10周読むことができます。
まあもっと読んでもらってますが。
過去問を大量に分析して頻出範囲を特定しつつ暗記の精度を高めていく
ここからは実際の問題に触れながら、暗記した知識を定着させたり、「聞かれ方」の分析、出方のチェックをしていきます。
国立受験生や時間のある私立受験生
東京外国語大学をはじめ、国立受験の方はセンター試験の対策から始めるといいでしょう。
私立専願の受験生も暗記した教科書レベルの知識を洗練させることができるので、残り時間と相談しながらやってみてもいいですね。
問題を見ながら、質問されながらの方が暗記が進みますので演習型暗記を取り入れてみてください。
大学入試センター試験過去問レビュー日本史B 2017 (河合塾シリーズ)
売り上げランキング: 8,796
センター試験過去問研究 日本史B (2017年版センター赤本シリーズ)
売り上げランキング: 463
売り上げランキング: 5,454
大学入試センター試験実戦問題集日本史B 2017 (大学入試完全対策シリーズ)
売り上げランキング: 10,817
売り上げランキング: 329
センター試験実戦パッケージ問題 2017―青パック (大学入試完全対策シリーズ)
売り上げランキング: 984
私立専願の受験生なら、センター(の予想問)を飛ばして志望校の過去問を分析
売り上げランキング: 8,582
上智大学(文学部・法学部〈国際関係法学科〉・外国語学部〈ドイツ語学科・ポルトガル語学科〉・総合グローバル学部) (2017年版大学入試シリーズ)
売り上げランキング: 12,877
しつこいですが、第一志望なら少なくとも2冊は分析しましょう。手に入るなら5冊6冊は当たり前です。
手に入った第一志望の大学&第一志望の学部が終わったら、他学部や他大学の似た学部等々に広げていきます。
志望校は絞ってとにかく濃く対策をしていきます。
偏差値を上げることよりも、志望校の本番当日の問題で解ける自分を作っていきましょう。
模試の偏差値を上げることにとらわれている奴らを傍目に、とにかく過去問で聞かれやすい部分を潰していきます。
またこの時に、教科書レベル、スピードマスターの知識で正解できる問題の割合がどの程度あるか見ていきます。
上智大学(神学部・文学部・総合人間科学部〈看護学科を除く〉・法学部・外国語学部) (2014年版 大学入試シリーズ)
売り上げランキング: 51,632
早稲田大学(国際教養学部) (2017年版大学入試シリーズ)
売り上げランキング: 24,358
売り上げランキング: 3,684
青山学院大学(経営学部〈A方式〉−個別学部日程) (2017年版大学入試シリーズ)
売り上げランキング: 6,044
各分野の対策を詰めていく
Z会 (2005-07-05)
売り上げランキング: 51,281
“考える”日本史論述―「覚える」から「理解する」へ (河合塾SERIES)
河合出版
売り上げランキング: 18,623
Z会 (2013-03-08)
売り上げランキング: 2,714