更級日記梅の立ち枝継母との別れ継母なりし人品詞分解

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継母なりし人は、宮仕へせしが下りしなれば、

思ひしにあらぬことどもなどありて、世の中うらめしげにて、

外にわたるとて、五つばかりなる乳子どもなどして、

 

継母 名詞
なり 断定の助動詞「なり」連用形
し 過去の助動詞「き」連体形
人 名詞
は 係助詞
宮仕へせ サ行変格活用動詞「宮仕へす」連用形
し 過去の助動詞「き」連体形
が 格助詞
下り ラ行四段活用動詞「下る」連用形
し 過去の助動詞「き」連体形
なれ 断定の助動詞「なり」已然形
ば 接続助詞
思ひ ハ行四段活用動詞「思ふ」連用形
し 過去の助動詞「き」連体形
に 断定の助動詞「なり」連用形
あら ラ行変格活用動詞「あり」未然形
ぬ 打消の助動詞「ず」連体形
ことども 名詞+接尾語
など 副助詞
あり ラ行変格活用動詞「あり」連用形
て 接続助詞
世 名詞
の 格助詞
中 名詞
うらめしげに ナリ活用形容動詞「うらめしげなり」連用形
て 接続助詞
外 名詞
に 格助詞
わたる ラ行四段活用動詞「わたる」終止形
と 格助詞
て 接続助詞
五つ 名詞
ばかり 副助詞
なる 断定の助動詞「なり」連体形
乳子ども 名詞+接尾語
など 副助詞
し サ行変格活用動詞「す」連用形
て 接続助詞

「あはれなりつる心のほどなむ忘れむ世あるまじき。」

などいひて、梅の木の、つま近くていと大きなるを、

「これが花の咲かむ折は来むよ。」といひおきてわたりぬるを、

「あはれなり ナリ活用形容動詞「あはれなり」連用形
つる 完了の助動詞「つ」連体形
心 名詞
の 格助詞
ほど 名詞
なむ 係助詞(係り結び)
忘れ ラ行下二段活用動詞「忘る」未然形
む 仮定婉曲の助動詞「む」連体形
世 名詞
ある ラ行変格活用動詞「あり」連体形
まじき。」 打消推量の助動詞「まじ」連体形(「なむ」結び)
など 副助詞
いひ ハ行四段活用動詞「言ふ」連用形
て 接続助詞
梅 名詞
の 格助詞
木 名詞
の 格助詞
つま 名詞
近く ク活用形容詞「近し」連用形
て 接続助詞
いと 副詞
大きなる ナリ活用形容動詞「大きなり」連体形
を 格助詞
「これ 代名詞
が 格助詞
花 名詞
の 格助詞
咲か カ行四段活用動詞「咲く」未然形
む 仮定婉曲の助動詞「む」連体形
折 名詞
は 係助詞
来(こ) カ行変格活用動詞「来(く)」未然形
む 意思の助動詞「む」終止形
よ。」 終助詞
と 格助詞
いひおき カ行四段活用動詞「いひおく」連用形
て 接続助詞
わたり ラ行四段活用動詞「わたる」連用形
ぬる 完了の助動詞「ぬ」連体形
を 格助詞

心のうちに恋しくあはれなりと思ひつつ、しのび音をのみ泣きて、

その年もかへりぬ。いつしか梅咲なむ。