(中略)
- 非常に多く音読すること
- 決して翻訳しないこと
- 毎日一時間をあてること
- つねに興味のある対象について作文を書くこと、
- これを教師の指導によって訂正すること
- 前日直されたものを暗記して、つぎの時間に暗誦すること
である。
もちろん効果があるものばかりです。
特に興味の対象がはっきりしている場合には、
素晴らしい効果を発揮するに違いありません。
ただ、中高生の一部や、初学者・苦手意識のある方には
ちょっと厳しい面もあるので一つ一つ確認していきます。
1非常に多く音読する。
はい、もうガンガンしてください。
暇があったら、周りに人がいなかったらすかさずしましょう。
私もずいぶんしました。音読の効果はもう飽きるほど聞いたぜ!
いまさら何言ってんだよ!
という方も多いのではないでしょうか?
どんどんやってほしいのですが、
ぜひ周りにも気を使いましょう。
基本的に私は、勉強している人や頑張っている人には
好感を持つ方なので、電車で隣の人が受験生なら
イヤホンの音が大きくないだろうかなどと
少し気を遣ったりする方なのですが、
そんな気がなくなる経験をしたことがあります。
分厚いテキストを持って電車に乗り込み、
ぶつぶつ言いながらとなりに座ってきた
法曹関係試験受験者に運悪く遭遇したんですね。
司法試験をはじめ、法曹関係の試験は難しいものが多く
勉強している方も高学歴だったり、
プライドが高い方も多いでしょう。
より社会に貢献するために、偉大な使命のために
勉強しているという方もいると思います。
そうであってほしいですね。
彼がどういう人間であったかは知る由もありませんが、
座ってきた私の隣で法曹テキストの音読を始めたんですね。
しかも高速で走り、車体の音も結構する中でも
しっかり聞こえるくらい大きな声でですね。
これにはちょっと参りました。
なので私も隣でアラビア語を音読をさせていただきました。
結論から言うと、彼が途中でおりて終わったわけですが、
アラビア語を広げたときの
「なんだコイツ」感をひしひしと感じましたね。
そのときの経験から、周りの人がいるかどうかの確認は
ゆめゆめ怠りなく!ということですね。
さて戻ります。
2決して翻訳しないこと
これは初学者にはきついですね。
語順の通りに意味をとれ、ということだとは思いますが、
日本語のことは忘れて、英文は英文のまま理解しましょう!
と言えるのはずいぶん先の話ではないでしょうか。