伊勢物語さらぬ別れ84段品詞分解

高貴で優秀な、将来有望なboys&girlsのみなさん

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むかし、男ありけり。身はいやしながら、

母なむ宮なりける。その母、長岡といふ所にすみ給ひけり。

子は京に宮仕へしければ、まうづとしけれど、しばしばえまうでず。

むかし 名詞
名詞
あり ラ行変格活用動詞「あり」連用形
けり。 過去の助動詞「けり」終止形。
名詞
係助詞
いやし シク活用形容詞「いやし」語幹
ながら 接続助詞
名詞
なむ 係助詞(係り結び)
名詞
なり 断定の助動詞「なり」連用形
ける。 過去の助動詞「けり」連体形。
代名詞
格助詞
名詞
長岡 名詞
格助詞
いふ ハ行四段活用動詞「いふ」連体形
名詞
格助詞
すみ マ行四段活用動詞「すむ」連用形
給ひ 尊敬語 補助動詞 ハ行四段活用動詞「給ふ」連用形 作者⇒母 ~なさる
けり。 過去の助動詞「けり」終止形。
名詞
係助詞
名詞
格助詞
宮仕へし サ行変格活用動詞「宮仕へす」連用形
けれ 過去の助動詞「けり」已然形
接続助詞
まうづ ダ行下二段活用「まうづ」終止形
格助詞
サ行変格活用動詞「す」連用形
けれ 過去の助動詞「けり」已然形
接続助詞
しばしば 副詞
副詞
まうで ダ行下二段活用「まうづ」未然形
ず。 打消の助動詞「ず」終止形。

ひとつ子にさへありければ、いとかなしうし給ひけり。

さるに、十二月ばかりに、とみのこととて御ふみあり。