東京都府中市の大学受験プロ家庭教師『逆転合格メーカー』のコシャリです。
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本文
青葉になり行くまでよろづにただ心をのみぞ悩ます。花橘は名にこそ負へれなほ梅の匂ひにぞいにしへの事も立ちかへり恋しう思ひいでらるる。
山吹の清げに藤のおぼつかなきさましたるすべて思ひすてがたきこと多し。
「灌仏のころ祭りのころ若葉の梢涼しげに茂りゆくほどこそ世のあはれも人の恋しさもまされ」
と人の仰せられ/しこそげにさるものなれ。
五月あやめふくころ早苗取るころ水鶏のたたくなど心細からぬかは。
六月のころあやしき家に夕顔の白く見えて蚊遣火ふすぶるもあはれなり。六月祓またをかし。
七夕まつるこそなまめかしけれ。やうやう夜寒になるほど雁鳴きて来るころ萩の下葉色づくほど早稲田刈り干すなど取り集めたることは秋のみぞ多かる。また野分の朝こそをかしけれ。
言い続くればみな源氏物語・枕草子などにことふりに/たれどおなじことまた今さらに言はじとにもあらず。おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざなれば筆にまかせつつあぢきなき すさびにてかつ破り捨つべきものなれば人の見るべき/にもあらず。
現代語訳
※編集中
品詞分解