源氏物語夕顔夕顔の死宵過ぐるほど品詞分解現代語訳6

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「さぶらひつれど、 仰せ言もなし。

暁に御迎へに参るべきよし申してなむ、 まかではべりぬる」と聞こゆ。

この、かう申す者は、滝口なりければ、弓弦いとつきづきしくうち鳴らして、

「 火あやふし」と言ふ言ふ、預りが曹司の方に去ぬなり。

内裏を思しやりて、 「名対面は過ぎぬらむ、滝口の宿直奏し、 今こそ」と、推し量りたまふは、まだ、いたう更けぬにこそは。

現代語訳

(預かりの子=この院の留守番)「惟光朝臣は、

先程まで控えておりましたけれど、

お呼びもないので、明け方にお迎えに伺うと言って、

退出いたしました。」と源氏に申し上げる。

この、こう(惟光は帰っちゃったよ)と申し上げる者は、

滝口の武士だったので、弓弦をたいそう似つかわしく

鳴らして、「火の用心」といいながら、留守番の住居の方に

去っていってしまった。

源氏は「火の用心」を聞くにつけても、宮中をお思いになって、

「(宿直の天上人が自分の名前を帝に奏上する)名対面は過ぎただろう。

滝口の宿直の武士の奏上が今ごろ行われているだろうか。」と

推察なさるのは、まだ、そう夜も更け切っていないのだろう。

「さぶらひ ハ行四段活用動詞「さぶらふ」連用形 謙譲語 本動詞 預かりの子→源氏 お仕えする
つれ 完了の助動詞「つ」已然形
接続助詞
仰せ言 名詞
係助詞
なし。 ク活用形容詞「なし」終止形
名詞
格助詞
御迎へ 接頭語+名詞
格助詞
参る ラ行四段活用動詞「参る」 謙譲語 本動詞 惟光朝臣→ ~参上する
べき 当然の助動詞「べし」連体形
よし 名詞
申し サ行四段活用動詞「申す」連用形 謙譲語 本動詞 預かり子→源氏 ~申し上げる
接続助詞
なむ 係助詞(係り結び)
まかで ダ行下二段活用動詞「まかづ」連用形 謙譲語 本動詞 預かりの子→源氏 退出する
はべり ラ行変格活用動詞「侍り」連用形 丁寧語 補助動詞 預かりの子→源氏 ~ます
ぬる」 完了の助動詞「ぬ」連体形
格助詞
聞こゆ。 ヤ行下二段活用動詞「聞こゆ」終止形 謙譲語 本動詞 作者→源氏 ~申し上げる
代名詞
格助詞
かう 副詞「かく」ウ音便
申す サ行四段活用動詞「申す」連体形 謙譲語 補助動詞 作者→源氏 ~申し上げる
名詞
係助詞
滝口 名詞
なり 断定の助動詞「なり」連用形
けれ 過去の助動詞「けり」已然形
接続助詞
弓弦 名詞
いと 副詞
つきづきしく シク活用形容詞「つきづきし」連用形
うち鳴らし サ行四段活用動詞「打ち鳴らす」連用形
接続助詞
「火 名詞
あやふし」 ク活用形容詞「あやふし」終止形
格助詞
言ふ言ふ ハ行四段活用動詞「いふ」終止形(副詞法)
預り 名詞
格助詞
曹司 名詞
格助詞
名詞
格助詞
去ぬ ナ行変格活用動詞「往ぬ」終止形
なり。 推定の助動詞「なり」終止形
内裏 名詞
格助詞
思しやり ラ行四段活用動詞「思しやる」連用形 尊敬語 本動詞 作者→源氏 お思いになる
接続助詞
「名対面 名詞
係助詞
過ぎ ガ行四段活用動詞「過ぐ」連用形
完了の助動詞「ぬ」終止形
らむ 現在推量の助動詞「らむ」終止形
滝口 名詞
格助詞
宿直奏し 名詞
名詞
こそ」 係助詞(係り結びは省略されている)
格助詞
推し量り ラ行四段活用動詞「推し量る」連用形
たまふ ハ行四段活用動詞「たまふ」連体形 尊敬語 補助動詞 作者→源氏 ~なさる
係助詞
まだ 副詞
いたう ク活用形容詞「いたし」連用形「いたく」ウ音便 副詞法
更け カ行下二段活用動詞「更く」連用形
打消の助動詞「ず」連体形
断定の助動詞「なり」連用形
こそ 係助詞(係り結び)
は。 係助詞(係り結びは省略されている)

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