「年経とも変はらむものか橘の小島の崎に契る心は」
女も、めづらしからむ道のやうにおぼえて、
「 橘の小島の色は変はらじをこの浮舟ぞ行方知られぬ 」
現代語訳
匂宮「千年も持ちそうな緑の深さを誇る、
この橘の小島の崎であなたとちぎる私の心は、
年月が経っても永遠に変わらない」
(と匂宮がおっしゃっると)
女=浮舟も(毎朝毎夕見慣れた川なのに)はじめての(旅の)道中のような気持ちがして、
「橘の小島のあの深い緑色=あなたがお約束してくださることは、
永遠に変わらないのでしょうけれど、
薫さまとあなたに同時に求められて
どちらに身を寄せていいのか揺れ動く、
今まさに乗っている小舟のように頼りない、
浮舟のようなこの私は、いったいどこへ行ってしまうのでしょうか。
コメント
これを見た高貴な女性の皆さん!!
心配する必要はないと思いますが・・・
花火大会でオーガに告白すると宣言する狩生さんのように
強く生きましょう!!
でも私『逆転合格メーカー』コシャリは、オーガっていうと
ついつい地球最強の生物の方を
思い浮かべちゃうんですよね