源氏物語浮舟かの人の御気色品詞分解現代語訳

ukihune2

かしこには、おはせむとありつれど、

「かかる雪には」とうちとけたるに、夜更けて右近に消息したり。 「あさましう、あはれ」と、君も思へり。右近は、 「いかになり果て給ふべき御ありさまにか」と、かつは苦しけれど、今宵はつつましさも忘れぬべし。言ひ返さむ方もなければ、同じやうに睦ましくおぼいたる若き人の、心ざまも奥なからぬを語らひて、

現代語訳

宇治では、匂宮が今夜おいでになると、お知らせがあったけれども、
「このような(移動が困難な)雪では(まさか匂宮は宇治へはいらっしゃらないだろう)」と宇治の人々が油断していたところ、

夜が更けたころ、(浮舟の従者の)右近に(匂宮の案内役の内記が、匂宮の到着を知らせる)手紙を送った。

「なんという深いお気持ちか」と(右近はもちろん)浮舟の君も思った。

右近は、「(雪道を夜中にやってくるような向こう見ずな匂宮を相手に薫ると匂宮の両方に愛される)浮舟はどうなっておしまいになられるお身の上だろうか」と一方で心配だけれども、

(そんな情熱的な匂宮なので)今夜は周りへの憚りも忘れてしまいそうだ。

いけませんと断る方法もないので、(浮舟が)右近と同じように気が置けないとお思いになっている若い女房(侍従)で思慮の浅くない女房を味方に引き入れて、

 

コメント

はい、そこの高貴で優秀なメンズのあなた!

圧倒的な情熱は人を動かします。

もし、貴方が、意中のあの子を前に、
なんとかしたい!でも、傷つくのは怖いかも・・・

と思ったら、匂宮のことを思い出してください。

きっと勇気が出るはずです。
そう、I have a dream しか(具体的なことは一切)
言ってないキング牧師もあれほどの影響力があるのです。

情熱は偉大です。
オレ草食だから・・・
とか言っている場合ではありません。