伊勢物語梓弓あらたまの年の三年23段品詞分解

といひいだしたりければ、

梓弓真弓槻弓をへてわがせしがごとうるはしみせよ

といひて、去なむとしければ、女、

あらたま 名詞
格助詞
名詞
格助詞
三年 名詞
格助詞
待ちわび バ行上二段活用動詞待ちわぶ」連用形
接続助詞
ただ 副詞
今宵 名詞
こそ 係助詞(係り結び)
にひまくら 名詞
すれ サ行変格活用動詞「す」已然形(「こそ」結び)
格助詞
いひいだし サ行四段活用動詞「いひ出だす」連用形
たり 完了の助動詞「たり」連用形
けれ 過去の助動詞「けり」已然形
ば、 接続助詞
梓弓 名詞
真弓 名詞
槻弓 名詞
名詞
格助詞
ハ行下二段活用動詞「経(ふ)」連用形
接続助詞
代名詞
格助詞
サ行変格活用動詞「す」未然形
過去の助動詞「き」連体形
格助詞
ごと 比況の助動詞「ごとし」語幹
うるはしみ 名詞
せよ サ行変格活用動詞「す」命令形
格助詞
いひ ハ行四段活用動詞「いふ」連用形
接続助詞
去な ナ行変格活用動詞「去ぬ」未然形
意志の助動詞「む」終止形
格助詞
サ行変格活用動詞「す」連用形
けれ 過去の助動詞「けり」已然形
ば、 接続助詞
女、 名詞

梓弓引けど引かねど昔より心は君によりにしものを

といひけれど、をとこかへりにけり。

女、いとかなしくて、しりにたちてをひゆけど、えをひつかで、

清水のある所に伏しにけり。そこなりける岩に、およびの血して

書きつけける。

梓弓 名詞
引け カ行四段活用動詞「引く」已然形
接続助詞
引か カ行四段活用動詞「引く」未然形
打消 の助動詞「ず」已然形
接続助詞
名詞
より 格助詞
名詞
係助詞
名詞
格助詞
より ラ行四段活用動詞「よる」連用形
完了の助動詞「ぬ」連用形
過去の助動詞「き」連体形
ものを 接続助詞
格助詞
いひ ハ行四段活用動詞「いふ」連用形
けれ 過去の助動詞「けり」已然形
接続助詞
をとこ 名詞
かへり ラ行四段活用動詞「かへる」連用形
完了の助動詞「ぬ」連用形
けり。 過去の助動詞「けり」終止形
女、 名詞
いと 副詞
かなしく シク活用形容詞「かなし」連用形
接続助詞
しり 名詞
格助詞
たち タ行四段活用動詞「たつ」連用形
接続助詞
をひゆけ カ行四段活用動詞「をひゆく」已然形
接続助詞
副詞
をひつか ガ行四段活用動詞「をひつく」未然形
接続助詞
清水 名詞
格助詞
ある ラ行変格活用動詞「あり」連体形
名詞
格助詞
伏し サ行四段活用動詞「伏す」連用形
完了の助動詞「ぬ」連用形
けり。 過去の助動詞「けり」終止形
そこ 代名詞
なり 断定の助動詞「なり」連用形
ける 過去の助動詞「けり」連体形
名詞
格助詞
および 名詞
格助詞
名詞
して 格助詞
書きつけ カ行下二段活用動詞「書きつく」連用形
ける。 過去の助動詞「けり」連体形