東京外国語大学対策合格目標の立て方~共通テスト2次試験各科目の得点配分を考える

センター英語1ヶ月で63点あげて194点達成&センター世界史1ヶ月で52点上げて91点達成

1ヶ月で115点引き上げる!

たとえ学校の先生からお前なんかMARCHにも受からないと言われても、残り4ヶ月で上智大学合格に導いた『逆転合格メーカー』のコシャリです。

いつも独学受験.jpにお越しいただきましてありがとうございます。

 

今回は目標の立て方について考えてみたいと思います。

独学で勉強しているこのブログの読者のみなさんにとって
目標はもちろん大学ないし高校、ひょっとしたら中学の合格
に違いないと思います。

試験勉強をしている皆さんであれば、
誰でもそうですよね。

そうした大きな目標から、
そのために何をするべきか細分化して
考えていくわけですね。

 

 

 

2023年実施の入試(2021年現在の高2生が受験する年)から

これまで数学1や数学1Aだけでよかった共通テストの数学が

数学Ⅱや数学ⅡBも必須になります。

 

共通テストの数学の配点も50→100点、その分外国語が200→150点になります。

共通テスト450点、二次試験400点の配点は変わりません。

 

2020年7月上記公式発表では二次試験の英語筆記300点+スピーキング50点の合計350点を300点に圧縮するとありますが、2022年2月25日実施の東京外大の前期試験では筆記250点スピーキング50点となりました。必ず最新の公式発表を確認してくださいね。

2022年4月1日の外大公式発表はこちら

なお、本学学力検査の外国語の配点は、「英語」(リスニングを含む)250点満点と「英語スピーキング試験」50点満点を合計し、300点満点とします。

 

東京外国語大学の合格に必要な入試科目と配点

科目/試験 共通テスト 圧縮前→圧縮後 東京外大二次試験 科目合計
外国語 リーディング100→75

リスニング100→75

200→150

筆記250

スピーキング50

合計300

450
世界史/日本史 100→50 100 150
国語 200→100 100
数学①(数学1A/数学1)

数学②(数学ⅡB/数学Ⅱ/簿記・会計/情報関係基礎

100→50

100→50

100
理科/公民 100→50 50
合計 450 400 850

 

2023年1月11日追記

※2025年令和7年以降の東京外大の共通テスト2次個別試験の配点(外大公式サイトによる予告)

※変更の可能性があるようですので、適宜公式サイトを確認してください

ピンクのマーカーを引いた部分が変更点です。

二次試験の『世界史/日本』が『歴史総合&世界史探究/日本史探究(選択)』になり、100点だった配点が150点に増え、

共通テストに50点分『情報』が加わりその結果、共通テストの合計が500点、二次試験の合計が450、合わせて950点になります。

科目/試験 共通テスト 圧縮前→圧縮後 東京外大二次試験 科目合計
外国語 リーディング100→75

リスニング100→75

200→150

筆記250 (120分)

スピーキング50 (12分程度)

合計300

450
世界史/日本史 100→50 歴史総合 世界史探究/日本史探究 150

※歴史総合は共通問題 世界史探究/日本史探究を選択

200
国語 200→100 100
数学①(数学1A/数学1)

数学②(数学ⅡB/数学Ⅱ/簿記・会計/情報関係基礎

100→50

100→50

100
理科/公民 100→50 50
情報 100→50 50
合計 500 450 950

 

東京外国語大学の共通テストと2次試験の配点比率と基本戦略

東京外国語大学の試験は共通テスト450点二次試験400点の合計850点で決まります。

英語が得意な受験生が集まる東京外国語大学の2次試験では、英語も世界史/日本史でも他の受験生と差がつきにくく、逆転をするのは難しいです。

共通テストでしっかり点数をとって逃げ切るのが基本戦略になります。

共通テスト逃げ切りは重要ですが、

共通テストで点数をとって、逃げ切るのが基本戦略になりますが、

あまりにも早くから配点の低い理科や公民に手を付けるのはあまりおすすめしません。

例えば、対面の予備校などで、4月から地学等を受講する必要はないでしょう。

夏頃からでもいいのではないかと思います。

ただし、数学は人によってはとても時間がかかりますので、早めにはじめてもいいかもしれません。

もちろんバランスが重要です。

 

東京外国語大学の科目ごとの配点比率

東京外国語大学科目の配点

外国語(英語) 450/850 53%

世界史/日本史 150/850 17%

国語100/850 12%

数学100/850 12%

理科/公民50/850 6%

このように半分以上は英語が占めていますので、釈迦に説法かとは思いますが、英語を中心に勉強し、特に受験勉強の開始時には大胆に英語に時間とエネルギーを注ぐことが大切です。

配点に見えない国語の重要性

東京外国語大学の配点を見ると、英語が重要なのは当然なのですが、その次に配点の高い世界史や日本史よりも、国語の勉強がとても重要だと強調したいと思います。

英語も言語である以上、国語力がベースになります。

具体的には、、

①国語は共通テストでの1問の配点が高く、しっかり対策しないと点数が簡単に吹っ飛んでしまうため。共通テスト逃げ切りが困難になります。

②世界史や日本史は一度覚えた後、メンテナンスをしないと抜けていってしまいますが、国語の場合はちょっとやそっとのことではなかなか力が落ちません。

③国語ができないと、最終的な英語の伸びがとまります。二次試験の英語の第1問は国語力がかなり必要になりますので、国語を早いうちに固めておきたいですね。

以上の理由から、英語→国語→世界史日本史と勉強を進めていくことをおすすめしています。東京外大合格ロードマップはこちら

私大に進む生徒が多い高校などでは、受験勉強における国語をやや軽視する傾向にあるといいますので、もし該当する場合はご自身でどんどん進めていきましょう。

東京外大のディプロマ・ポリシーにも、高度な言語運用能力が第一に上がっています。「言葉の魔術師」を目指していきましょう。

 

ちなみに、国語を苦手とする方は、漢字、慣用句、故事成語、ことわざといった、基本的な知識に穴がある傾向にあります。

中学の国語の資料集や、高校の国語の資料集、国語便覧等で、漢字、慣用句、ことわざなどを一通り読んでみて下さい。

 

 

東京外国語大学は、教育目標に定める人材を養成するため、次の「5つの力」の涵養を行い、これを身に付けた者に「学士(言語・地域文化)」の学位を授与します。〔ディプロマボリシー〕

① 高度な言語運用能力

日本や世界諸地域についての知識・教養

現代社会を生きる力

専門的な知識

主体的に考え、行動し、発信する力

東京外国語大学の言語文化学部国際社会学部の合格最低点・平均点・最高点の推移(作成中)

 

東京外国語大学合格には共通テスト85%は欲しい

東京外国語大学の共通テスト科目

科目 配点

圧縮前→圧縮後

外国語英語リーディング+英語リスニング 200→150
国語 200→100
世界史/日本史 100→50
数学①(ⅠA・1)

数学②(ⅡB・2・「簿記・会計」・「情報関係基礎」)

①100→50

②100→50

理科/公民 理科基礎の場合は2科目必要 100→50
合計 800→450
科目選択について

上記は多くの受験生が選択するであろう科目で書いています。外国語や数学等、やや特殊な科目で受ける予定の方は、ご自身の科目が選択できるかを公式サイトでご確認ください。

 

例えば、東京外国語大学の合格を目標として考えるなら、
前期ならば、学科にもよりますが、
センター試験では85パーセントくらいは必要ですよね

全体が450点なので

450×0.85=382.5

ああ383点くらいは必要なんだなとなりますね。
(学科によります英語科は9割くらい欲しいですね)

2023年より数学が2科目必須になり、英語の配点50点が数学2Bに変更されたため、

共通テストで必要な点数も変わっています。河合塾のボーダーラインは、

言語文化70-76%、国際社会学部70-77%となっています。

2023年東京外大共通テストリサーチボーダー河合塾東進駿台ベネッセ判定まとめ(保護中)

東京外大に合格するための出願戦略を練りたい方はこちら

記事へのアクセス方法を記載した返信メールで合格するために重要な考え方を書いています。ぜひ確認してください。

 

2022年東京外大募集単位別成績状況共通テスト2次個別試験の合計点最高点・最低点・平均点

2022年東京外大言語文化学部前期日程共通テスト2次個別試験の合計点・最高点・最低点・平均点

募集単位 共通テスト 450点 2次合計 400点 総合 850点
最高点 最低点 平均点 最高点 最低点 平均点 最高点 最低点 平均点
英語 398.5 331.0 371.8 335.0 240.0 286.0 721.0 604.0 657.8
ドイツ語 390.5 337.0 361.3 319.0 231.0 265.6 709.0 572.5 626.9
ポーランド語

チェコ語

390.5 329.0 352.5 323.0 242.0 273.0 676.0 583.0 625.5
フランス語 394.5 349.0 376.5 327.0 255.0 290.6 718.5 634.5 667.0
イタリア語 397.0 353.0 370.2 317.0 273.0 289.3 677.5 634.0 659.5
スペイン語 396.0 333.5 369.4 324.0 261.0 286.3 713.5 632.5 655.7
ポルトガル語 381.5 335.5 354.0 324.0 261.0 291.4 705.5 622.5 645.3
ロシア語 405.0 317.0 355.8 317.0 191.0 260.4 706.0 563.0 616.2
ロシア語及びウズベク語

モンゴル語

359.0 309.0 333.0 312.0 232.0 258.5 643.0 565.5 591.5
中国語 406.0 345.0 367.6 342.0 229.0 282.3 731.5 599.5 649.9
朝鮮語 384.5 344.0 371.3 321.0 253.0 284.8 690.5 629.0 656.2
インドネシア語

マレーシア語

フィリピン語

390.5 326.5 351.6 331.0 257.0 285.4 700.5 609.5 637.0
タイ語

ラオス語

ベトナム語

カンボジア語

ビルマ語

390.5 313.5 346.3 332.0 211.0 264.9 708.0 556.5 611.1
ウルドゥー語

ヒンディー語

ベンガル語

393.5 303.0 341.9 302.0 220.0 262.4 692.5 571.0 604.4
アラビア語

ペルシア語

トルコ語

404.5 326.0 361.2 335.0 221.0 271.1 739.5 583.0 632.3

 

2022年東京外大合格者共通テスト成績状況(東京外大公式サイト)

東京外大の2022年合格者の共通テストの最高点・最低点・平均点

言語文化学部の共通テスト平均点360.2/450は80.0%

国際社会学部の共通テスト平均点365.2/450は81.2%

国際日本学部の共通テスト平均点366.2/450は81.4%

国際社会学部の共通テスト平均点432.8/500は86.6%

2022年東京外大受験者の個別試験受験者数世界史日本史平均点(東京外大公式サイト)

東京外大2022年個別試験世界史日本史受験者数と平均点

 

 

2021年12月追記

2021年の外大公式発表によると

2021年の新入生の共通テストの合格者平均は、

国際社会学部南アジアの353点~国際社会学部北西ヨーロッパ/北アメリカの393点となっている。

ちなみに言語文化の合格者平均はウルドゥーヒンディーベンガル語の355.9点~ドイツ語が390点。

英語フランス語ドイツ語イタリア語等のメジャー言語及び地域と

まったくメジャーではないけど、例年高得点が必要なアラビア語ペルシャ語トルコ語の中東地域

については、変わらず85%以上はとっておきたいですね。

 

東南アジア、南アジアなどは83% 370/450点くらいでしょうか。

 

まあ細かい予定を考えても、本番の問題と、

ライバルの点数によって変わりますので、

だいたいで大丈夫です。

思ったようには行かないものですので。

 

共通テストを頑張って、1点でも多くの点数を取れるようにしていきましょう。

だいたい共通テストを受けた週の水曜日くらいには、予備校が予想合格ラインを出してくれます。

悩むなら、その時です。

 

国語が100、数学①と②で100点、外国語が150点
地歴/公民/理科から2科目50点×2で100点ですね。

地歴は2次試験が世界史か日本史なので、公民か理科からどちらかを選ぶのが
現実的でしょうか。

 

 

英語は185点、国語は8割、他の科目は?

1ヶ月で40点上げてセンター英語で9割を達成した方法はこちら

2023年1月追記

2022年の東京外大の新入生247人によるアンケート(外語祭実行委員作成『たふまにゅ2022』)によると

英語Rは90点以上が80.2% 80点台が18.9% 80点未満が0.8%となっている。

英語Lは90点以上が67.2% 80点台が27.3% 80点未満は5.5%となっている

 

 

2021年12月追記。

2021年に行われたアンケートによると、

2021年に東京外大に入学した新入生251人のうち、

 

英語リーディングに関しては満点が18.5%

90点台が66.5%、80点台が12.9%、80点未満が2%となっている。

 

英語リスニングは、満点が2.8%

90点台が35.3% 80点台47%、 80点未満が14.9%

 

そうすると英語リーディングは90点台、英語リスニング80点台で、

180点前後が合格者平均というところでしょうか。

ここでは185点としましょう。

参考共通テスト英語リーディング対策61→85点1ヶ月で24点あげるためにやったこと

 

共通テスト85%目標=383点だとすると、

185を圧縮して138.75、138にしましょうか。

そうすると残り245です。

 

世界史・日本史も二次試験で必要なので90点くらいとりたいですね。
圧縮されるので45点であと200点です。

 

 

ここからは2次試験にない科目なので、
モチベーションがだいぶ下がってくることになると思いますが、
併願の私立大等々を考えると、次に時間を注ぐべきは
国語でしょうか。

国語は科目の特性上、確実に9割、
とはいかないことも多いので、
8割160点くらいにしておきましょうか。

圧縮されて80点ですね。

200-80で、あと120点。
数学100点公民か理科で50点ですね。

おおう、数学、公民/理科で8割はけっこうきついかもしれませんね。

数学を苦手とする方は特に。

 

公民/理科は頑張って9割以上を目指して、

数学は被害をできるだけ小さくしていく方向になるでしょうか。

あるいは、国語の目標点を170くらい、世界史/日本史も95%くらいとって、

引っ張って行く感じになるでしょうか。

 

腹をくくって数学、頑張りましょう。

東京外大受験でおすすめの理科の科目は?

ちなみに理科は文系の多くの受験生は
生物基礎&地学基礎にすることが多いと思いますが、
私は地学をおすすめします。

地学は高校で扱っていないことも多く
知らないことからくる不安で選択しない人も多いですが、
これほどコストパフォーマンスがいい科目はないですね。

地学は12月からでも間に合うと思いますが、
一応11月、不安な方は10月からやるにしても、
しっかり勉強すれば、理科のなかで最も早く80点くらいいくので、
圧縮して40点ですね。

参考:地学ってどうなんですか?*1xcvb

 

2021年12月追記。

英語で185点目標になった分、できるだけ理科、公民で

8割後半から9割をとりましょう。

ここでは86点、圧縮して43点にしましょうか。

すると残り30点になります。

 

前述のアンケートによると、

生物基礎&化学基礎か地学基礎&生物基礎が多いです。

物理基礎&化学基礎、生物 の人も居ますね。

東京外大受験でおすすめの公民は?

2021年12月追記。

早く仕上がる点で相変わらず地学はおすすめなんですが、

他の科目との相性を考えると、

世界史の現代史の部分と重なる分、現代社会や政治経済、

文化史との相性がいい倫理もいいですね。

 

前述のアンケートによると、

倫理、現代社会、倫理政治経済、政治経済の順で多くなります。

数学苦手でもOK!?

もちろん英語185点などはもう少し下げてもいいかもしれません。
英語科受験ならそのくらいは取りたいですけどね。

 

2021年12月追記

前述のアンケートによると、

数学は100点中50点台~80点台がボリュームゾーン。

苦手な方は、早めに対策するか、別の科目で稼げるようにしておきたいですね。

なお、2023年以降に受験する方は、数学1A2Bまで必要ですので、

覚悟を決めて、数学頑張ってください。

 

 

浪人の方は、現役の時の共通テストの自己採点と
比べてみてください。

共通テストには問題なかったでしょうか?
二次試験の勉強で、時間を回せなかった
共通テスト科目はありませんでしたか?

不足している科目があれば、
勉強計画を立ててみましょう。

参考書とあとはそれをいつまでにやり終えるか、
そしてそれを何回繰り返すか等々、
手帳に書いてみましょう。

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