東京都府中市の大学受験プロ家庭教師『逆転合格メーカー』のコシャリです。

いつも独学受験.jpにお越しいただきましてありがとうございます。

助動詞:薄緑のマーカーです
敬語:緑のマーカーです
係り結び:オレンジのマーカーです。
音便:水色マーカーです

GAK72_kawanonagare500

 

行く川の流れは絶えして、しかも、もとの水にあら

淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、

久しくとどまりたる例なし。世の中にある、

人と栖と、また、かくのごとし。

現代語訳

流れて行く川の流れは途絶えることはなくて、しかもそれでいて、そこを流れる水は刻々と移りもとの水ではない。

川の流れが淀んでいる部分に浮かぶ泡は、一方で消えたかと思うと、また一方で新たに出来て、いつまでもそのままの状態でとどまっていることはない。

この世の中に生きている、人間と、その人間が住む場所も(同じ状態でいつづけることがない無常と言う点で、この川の流れや水の泡と)同じようなものである。

品詞分解

行く カ行四段活用動詞「行く」連体形
名詞
格助詞
流れ 名詞
係助詞
絶え ヤ行下二段活用動詞「絶ゆ」未然形
打消 の助動詞「ず」連用形
して、 接続助詞
しかも、 接続詞
もと 名詞
格助詞
名詞
断定の助動詞「なり」連用形
あら ラ行変格活用動詞「あり」未然形
ず。 打消 の助動詞「ず」終止形
淀み 名詞
格助詞
浮かぶ バ行四段活用動詞「浮かぶ」連体形
うたかた 名詞
は、 係助詞
かつ 副詞
消え ヤ行下二段活用動詞「消ゆ」連用形
かつ 副詞
結び バ行四段活用動詞「結ぶ」連用形
て、 接続助詞
久しく シク活用形容詞「久し」連用形
とどまり ラ行四段活用動詞「とどまる」連用形
たる 存続の助動詞「たり」連体形
名詞
なし。 ク活用形容詞「なし」終止形
世の中 名詞
格助詞
ある、 ラ行変格活用動詞「あり」連体形
名詞
格助詞
栖(すみか) 名詞
格助詞
また 副詞
かく 副詞
格助詞
ごとし。 比況の助動詞「ごとし」終止形

たましきの都の内に、棟を並べ、甍(いらか)を争へ

高き賤しき人の住まひは、世々を経て尽きせものなれど、

これをまことかと尋ぬれば、昔あり家はまれなり。

あるいは、去年焼けて、今年作れ

現代語訳

玉を敷き詰めたように美しい都の中で、軒を並べて、屋根の高さを競い合っている、身分の高い人の、身分の低い人の住居は、何世代も経てもなくならないものであるかのようだが、

これ(これらの家家が昔のままの状態で残っているのは)本当かと思って、調べてみると、昔のままの家は珍しい。

 

ある家は去年火事でやけて、今年新たに建てている。

品詞分解

たましき 名詞
格助詞
名詞
格助詞
名詞
格助詞
名詞
格助詞
並べ バ行下二段活用動詞「並ぶ」連用形
名詞
格助詞
争へ ハ行四段活用動詞「争ふ」已然形
る、 存続の助動詞「り」連体形
高き ク活用形容詞「高し」連体形
賤しき シク活用形容詞「賤し」連体形
名詞
格助詞
住まひ 名詞
係助詞
世々 名詞
格助詞
経(へ) ハ行下二段活用動詞「経(ふ)」連用形
接続助詞
尽きせ サ行変格活用動詞「尽きす」未然形
打消 の助動詞「ず」連体形
もの 名詞
なれ 断定の助動詞「なり」已然形
ど、 接続助詞
これ 代名詞
格助詞
まこと 名詞
係助詞
格助詞
尋ぬれ ナ行下二段活用動詞「尋ぬ」已然形
ば、 接続助詞
名詞
あり ラ行変格活用動詞「あり」連用形
過去の助動詞「き」連体形
名詞
係助詞
まれなり。 ナリ活用形容動詞「まれなり」終止形
あるいは、 連語
去年 名詞
焼け カ行下二段活用動詞「焼く」連用形
て、 接続助詞
今年 名詞
作れ ラ行四段活用動詞「作る」已然形
り。 存続の助動詞「り」終止形

あるいは、大家滅びて、小家となる。

住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、

いにしへ見人は、二、三十人が中に、わづかに一人

二人なり

現代語訳

ある家は大きな家がなくなって、小さな家になっている。(ように変化している)

住む人もこれ(家)と同じである。場所も変わらず、人も多いが、昔から見知っている人は、2,30人中、わずかに1,2人である。

 

品詞分解

あるいは、 連語
大家 名詞
滅び バ行上二段活用動詞「滅ぶ」連用形
て、 接続助詞
小家 名詞
格助詞
なる。 ラ行四段活用動詞「なる」終止形
住む マ行四段活用動詞「住む」連体形
名詞
係助詞
これ 代名詞
格助詞
同じ。 シク活用形容詞「同じ」終止形
名詞
係助詞
変はら ラ行四段活用動詞「変はる」未然形
ず、 打消 の助動詞「ず」連用形
名詞
係助詞
多かれ ク活用形容詞「多し」已然形
ど、 接続助詞
いにしへ 名詞
マ行上一段活用動詞「見る」連用形
過去の助動詞「き」連体形
名詞
は、 係助詞
二、 名詞
三十人 名詞
格助詞
名詞
格助詞
わづかに ナリ活用形容動詞「わずかなり」連用形
一人 名詞
二人 名詞
なり。 断定の助動詞「なり」終止形

朝に死に、夕べに生まるる習ひ、ただ水の泡にたりける。

知ら、生まれ死ぬる人、いづ方より来たりて、いづ方へか去る。

また知ら、仮の宿り、誰がために心を悩まし、

何によりて目を喜ばしむる。

現代語訳

ある日の朝に死ぬ人がいる一方で、夕方に生まれる人がいるという世のならわしは、まさに(消えたり新たに生じたりする)水の泡とそっくりだ。

私にはわからないのだ。生まれ、死ぬ人間が、どこからやって来て、そしてどこへ去っていくのか。

また(これも)私にはわからないのだ。生きている間だけの一時の住まいをいったい誰のために苦心して建てたり、いったい何のために飾り立てて目を喜ばせようとするのか。

品詞分解

名詞
格助詞
死に ナ行変格活用動詞「死ぬ」連用形
夕べ 名詞
格助詞
生まるる ラ行下二段活用動詞「生まる」連体形
習ひ 名詞
ただ 副詞
名詞
格助詞
名詞
格助詞
係助詞(係り結び)
ナ行上一段活用動詞「似る」連用形
たり 存続の助動詞「たり」連用形
ける。 詠嘆の助動詞「けり」連体形(「ぞ」結び)
知ら ラ行四段活用動詞「知る」未然形
ず、、 打消 の助動詞「ず」終止形
生まれ ラ行下二段活用動詞「生まる」連用形
死ぬる ナ行変格活用動詞「死ぬ」連体形
名詞
いづ方 名詞
より 格助詞
来たり ラ行四段活用動詞「来たる」連用形
て、 接続助詞
いづ方 名詞
格助詞
係助詞(係り結び)
去る。 ラ行四段活用動詞「去る」連体形(「か」結び)
また 接続詞
知ら ラ行四段活用動詞「知る」未然形
ず、 打消 の助動詞「ず」終止形
名詞
格助詞
宿り 名詞
名詞
格助詞
ため 名詞
格助詞
係助詞
名詞
格助詞
悩まし サ行四段活用動詞「悩ます」連用形
名詞
格助詞
より ラ行四段活用動詞「よる」連用形
接続助詞
係助詞(係り結び)
名詞
格助詞
喜ば バ行四段活用動詞「喜ぶ」未然形
しむる。 使役の助動詞「しむ」連体形(「か」結び)

その、主と栖と、無常を争ふさま、いはば、朝顔の露に異ならず。

あるいは、露落ちて、花残れり。

残るといへども、朝日に枯れぬ。

あるいは、花しぼみて、露なほ消えず。

消えといへども、夕べを待つことなし。

現代語訳

その、家の住人と住居が、(どちらが先に滅びるか先を争っているかのように)無常を争って(どちらも滅び去って)いくのは、いってみれば、(少し触れれば簡単になくなってしまう)朝顔と、その上の露との関係と同じである。

 

あるときには、露が落ちて、花が残っている場合もある。

花が残るといっても、朝日に当たれば、しぼんでしまう。

あるときには、花が先にしぼんで、露が落ちずに残っている場合もある。

露が消えないといっても、夕方まで消えずにいることはない。

品詞分解

代名詞
格助詞
名詞
格助詞
名詞
と、 格助詞
無常 名詞
格助詞
争ふ ハ行四段活用動詞「争ふ」連体形
さま、 名詞
いは ハ行四段活用動詞「いふ」未然形
ば、 接続助詞
朝顔 名詞
格助詞
名詞
格助詞
異なら ナリ活用形容動詞「異なり」未然形
ず。 打消 の助動詞「ず」終止形
あるいは 連語
名詞
落ち タ行上二段活用動詞「落つ」連用形
て、 接続助詞
名詞
残れ ラ行四段活用動詞「残る」已然形
り。 存続の助動詞「り」終止形
残る ラ行四段活用動詞「残る」終止形
格助詞
いへ ハ行四段活用動詞「いふ」已然形
ども 接続助詞
朝日 名詞
格助詞
枯れ ラ行下二段活用動詞「枯る」連用形
ぬ。 完了の助動詞「ぬ」終止形
あるいは 連語
名詞
しぼみ マ行四段活用動詞「しぼむ」連用形
て、 接続助詞
名詞
なほ 副詞
消え ヤ行下二段活用動詞「消ゆ」未然形
ず。 打消 の助動詞「ず」終止形
消え ヤ行下二段活用動詞「消ゆ」未然形
打消 の助動詞「ず」終止形
格助詞
いへ ハ行四段活用動詞「いふ」已然形
ども 接続助詞
夕べ 名詞
格助詞
待つ タ行四段活用動詞「待つ」連体形
こと 名詞
なし。 ク活用形容詞「なし」終止形

この記事を読んだ人は下の記事も読んでいます

方丈記行く川の流れの助動詞をしつこく確認

古文品詞分解全訳記事まとめ
お役に立てましたらランキングをクリックしていただけると大変うれしいです。 にほんブログ村 教育ブログ 家庭教師へ