世継、「しかしか、さ侍りしことなり。

さても、主の御名はいかにぞや」といふめれば、

 

現代語訳

世継は、「さようさよう、そのとおりでした。

ところで、あなたのお名まえは、何と申されますか。」と言うと、

一ヶ月でセンター英語で40点上げて9割とった方法

品詞分解

世継 名詞
「しかしか、 感動詞
副詞
侍り 丁寧の補助動詞ラ行変格活用動詞「侍り」連用形 丁寧語 補助動詞 大宅世継⇒夏山繁樹 ~ます~です
過去の助動詞「き」連体形
こと 名詞
なり。 断定の助動詞「なり」終止形
さても、 接続詞
名詞
格助詞
御名 名詞
係助詞
いかに ナリ活用形容動詞「いかなり」連用形副詞
係助詞終助詞
や」 係助詞終助詞
格助詞
いふ ハ行四段活用動詞「いふ」終止形
めれ 推量の助動詞「めり」已然形
ば、 接続助詞

語の解説

さ侍りし そうでした。「さありし」の丁寧
いかにぞや 「いかに」は副詞とする説と形容動詞「いかなり」の連用形の二つの説があります。この辺りは学校の先生の方針に従いましょうね!

「故太政大臣殿にて元服つかまつりし時、

『きむぢが姓はなにぞ』と仰せられしかば、

『夏山となむ申す』と申ししを、

やがて繁樹となむつけさせ給へりし」

などいふに、いとあさましうなりぬ。

現代語訳

「(私が)故太政大臣のお邸で元服いたしました時、

(貞信公が)『おまえの姓は何というか。』とおっしゃいましたので、

『夏山と申します。』と申しましたところ

そのまま(夏山にちなんで)繁樹とお名づけになりました。」

などと言うので、(あまり古い話なものですから)

すっかり驚きあきれてしまいました。

品詞分解

「故太政大臣殿 名詞
にて 格助詞
元服 名詞
つかまつり ラ行四段活用動詞「つかまつる」連用形 丁寧語 本動詞 夏山繁樹⇒大宅世継 ~いたす~ます
過去の助動詞「き」連体形
時、 名詞
『きむぢ 代名詞
格助詞
名詞
係助詞
なに 代名詞
ぞ』 係助詞終助詞
格助詞
仰せ 尊敬語サ行下二段活用動詞「仰す」未然形 尊敬語 本動詞 夏山繁樹⇒貞信公=藤原忠平 (言ふ)おっしゃる
られ 尊敬の助動詞「らる」連用形 尊敬語 助動詞「 夏山繁樹⇒貞信公=藤原忠平 ~なさる
しか 過去の助動詞「き」已然形
は、 接続助詞
『夏山 名詞
格助詞
なむ 係助詞(係り結び)
申す』 丁寧語サ行四段活用動詞「申す」連体形(「なむ」結び) 丁寧語 本動詞 夏山繁樹⇒貞信公ー藤原忠平 (言ふ)言います申します
格助詞
申し 謙譲語サ行四段活用動詞「申す」連用形 謙譲語 本動詞 夏山繁樹⇒貞信公=藤原忠平 申し上げる
過去の助動詞「き」連体形
を、 格助詞
やがて 副助詞
繁樹 名詞
格助詞
なむ 係助詞(係り結び)
つけ カ行下二段活用動詞「つく」未然形
させ 尊敬の助動詞「さす」連用形 尊敬語 助動詞 夏山繁樹⇒貞信公=藤原忠平 ~なさる
給へ ハ行四段活用動詞「給ふ」已然形 尊敬語 補助動詞 夏山繁樹⇒貞信公=藤原忠平 ~なさる
完了の助動詞「り」連用形
し」 過去の助動詞「き」連体形(「なむ」結び)
など 副助詞
いふ ハ行四段活用動詞「いふ」連体形
に、 接続助詞
いと 副詞
あさましう シク活用形容詞「あさまし」連用形「あさましく」ウ音便
なり ラ行四段活用動詞「なる」連用形
ぬ。 完了の助動詞「ぬ」終止形

語の解説

元服 男子の成人式。11歳から15歳くらいまでに行う。髪を結い、冠をかぶり、大人の服を着る。※市長の長い話や騒ぐヤンキーなどはいない。たぶん同窓会もない。
つかまつり 「つかまつる」は「す・なす・つくる」などの謙譲語。「~いたす」
きむぢ きみ。なんじ。おまえ。対称の代名詞。二人称の代名詞。※きむぢ、テストで死に給うことなかれ。
夏山となむ申す 「夏山」は自分のことなので、この「申す」は「言う」丁寧語。「なむ~申す」で係り結んどいてくださいね
やがて そのまま。姓が夏山なので、その関係で、そのまま繁樹とつけたということ。夏山は5月生まれにちなんだ姓。※冬山だったら、枯れ木という名前だったかもしれませんね。
繁樹 夏山繁樹。世継の話し相手をして、時折自分の見聞や意見を語る。
あさましう 「あさましく」のウ音便。「あさまし」はあまりに意外でおどろきあきれる」。プラス、マイナス両方の意味で使います。ここでは、「古っ!」ということで驚きあきれてます。