更級日記鏡の影鏡のお告げ母、一尺の鏡を品詞分解

『この影を見れば、いみじう悲しな。これを見よ。』とて、

いま片つ方に写れる影を見せ給へば、御簾ども青やかに

几帳おし出でたる下より、いろいろの衣こぼれ出で、

梅、桜咲きたるに、鶯木伝ひ鳴きたるを見せて、

『これを見るは嬉しな。』とのたまふとなむ見えし。」と

語るなり。いかに見えけるぞとだに、耳もとどめず。

こ 代名詞
の 格助詞
影 名詞
を 格助詞
見れ マ行上一段活用動詞「見る」已然形
ば、 接続助詞
いみじう シク活用形容詞「いみじ」連用形「いみじく」ウ音便
悲し シク活用形容詞「悲し」終止形
な。 終助詞 詠嘆
これ 代名詞
見よ。』 マ行上一段活用動詞「見る」命令形
と 格助詞
て、 接続助詞
いま 副詞
片つ方 名詞
に 格助詞
写れ ラ行四段活用動詞「写る」已然形
る 完了の助動詞「り」連体形
影 名詞
を 格助詞
見せ サ行下二段活用動詞「見す」連用形
給へ ハ行四段活用動詞「給ふ」已然形 尊敬語 補助動詞 作者⇒女 ~なさる
ば、 接続助詞
御簾ども 名詞+接尾語
青やかに ナリ活用形容動詞「青やかなり」連用形
几帳 名詞
おし出で ダ行下二段活用動詞「おし出づ」連用形
たる 完了の助動詞「たり」連体形
に、 格助詞
鶯 名詞
木伝ふ ハ行四段活用動詞「木伝ふ」連用形
鳴き カ行四段活用動詞「鳴く」連用形
たる 完了の助動詞「たり」連体形
を 格助詞
見せ サ行下二段活用動詞「見す」連用形
て、 接続助詞
『これ 代名詞
を 格助詞
見る マ行上一段活用動詞「見る」連体形
は 係助詞
嬉し シク活用形容詞「嬉し」終止形
な。』 終助詞
と 格助詞
のたまふ ハ行四段活用動詞「のたまふ」終止形 尊敬語 本動詞 作者⇒女 (言ふ)おっしゃる
と 格助詞
なむ 係助詞(係り結び)
見え ヤ行下二段活用動詞「見ゆ」連用形
し。」 過去の助動詞「き」連体形
と 格助詞
語る ラ行四段活用動詞「語る」終止形
なり。 伝聞推定の助動詞「なり」終止形
いかに ナリ活用形容動詞「いかなり」連用形(係り結び)
見え ヤ行下二段活用動詞「見ゆ」連用形
ける 過去の助動詞「けり」連体形
ぞ 係助詞終助詞的な用法
と 格助詞
だに、 副助詞
耳 名詞
も 係助詞
とどめ マ行下二段活用動詞「どどむ」未然形
ず。 打消 の助動詞「ず」終止形

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