センター英語1ヶ月で63点あげて194点達成&センター世界史1ヶ月で52点上げて91点達成
1ヶ月で115点引き上げる!
たとえ学校の先生からお前なんかMARCHにも受からないと言われても、残り4ヶ月で上智大学合格に導いた『逆転合格メーカー』のコシャリです。
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助動詞:薄緑のマーカーです
敬語:緑のマーカーです
係り結び:オレンジのマーカーです。
本文
男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり。
それの年の師走の二十日あまり一日の日の戌の時に門出す。
そのよし、いささかに物に書きつく。
品詞分解
男 | 名詞 |
も | 係助詞 |
す | サ行変格活用動詞「す」終止形※書く |
なる | 伝聞推定の助動詞「なり」連体形
接続は終止形・ラ変型は連体形 |
日記 | 名詞 |
と | 格助詞 |
いふ | ハ行四段活用動詞「いふ」連体形 |
もの | 名詞 |
を | 格助詞 |
女 | 名詞 |
も | 係助詞 |
し | サ行変格活用動詞「す」連用形※書く |
て | 接続助詞 |
み | マ行上一段活用動詞「みる」未然形 |
む | 意志の助動詞「む」終止形
接続は未然形 |
と | 格助詞 |
て | 接続助詞 |
する | サ行変格活用動詞「す」連体形※書く |
なり。 | 断定の助動詞「なり」終止形
接続は体言連体形など |
それ | 代名詞 |
の | 格助詞 |
年 | 名詞 |
の | 格助詞 |
師走 | 名詞 |
の | 格助詞 |
二十日あまり一日 | 名詞 |
の | 格助詞 |
日 | 名詞 |
の | 格助詞 |
戌 | 名詞 |
の | 格助詞 |
時 | 名詞 |
に | 格助詞 |
門出す。 | サ行変格活用動詞「門出す」終止形 |
そ | 代名詞 |
の | 格助詞 |
よし、 | 名詞 |
いささかに | ナリ活用形容動詞「いささかなり」連用形 |
物 | 名詞 |
に | 格助詞 |
書きつく。 | カ行下二段活用動詞「書きつく」終止形
※四段活用じゃないの?と思った方はコメント欄も読んでね! |
本文
ある人、県の四年五年果てて、例のことども皆し終へて、
解由など取りて、住む舘より出でて、船に乗るべきところへ渡る。
かれこれ、知る知らぬ、送りす。
品詞分解
ある | ラ行変格活用動詞「あり」連体形 |
人、 | 名詞 |
県 | 名詞 |
の | 格助詞 |
四年五年 | 名詞 |
果て | タ行下二段活用動詞「果つ」連用形 |
て | 接続助詞 |
例 | 名詞 |
の | 格助詞 |
ことども | 名詞+接尾語 |
皆 | 副詞 |
し | サ行変格活用動詞「す」連用形 |
終へ | ハ行下二段活用動詞「終ふ」連用形 |
て、 | 接続助詞 |
解由 | 名詞 |
など | 副助詞 |
取り | ラ行四段活用動詞「とる」連用形 |
て、 | 接続助詞 |
住む | マ行四段活用動詞「住む」連体形 |
舘 | 名詞 |
より | 格助詞 |
出で | ダ行下二段活用動詞「出づ」連用形 |
て、 | 接続助詞 |
船 | 名詞 |
に | 格助詞 |
乗る | ラ行四段活用動詞「乗る」終止形 |
べき | 当然の助動詞「べし」連体形
接続は終止形、ラ変型は連体形 |
所 | 名詞 |
へ | 格助詞 |
渡る。 | ラ行四段活用動詞「渡る」終止形 |
かれ | 代名詞 |
これ | 代名詞 |
知る | ラ行四段活用動詞「知る」連体形 |
知ら | ラ行四段活用動詞「知る」未然形 |
ぬ、 | 打消の助動詞「ず」連体形
接続は未然形 |
送りす。 | サ行変格活用動詞「送りす」終止形 |
本文
年ごろよく比べつる人々なむ、別れがたく思ひて、
日しきりに、とかくしつつののしるうちに夜更けぬ。
品詞分解
年ごろ | 副詞 |
よく | 副詞 |
比べ | バ行下二段活用動詞「比ぶ」連用形 |
つる | 完了の助動詞「つ」連体形
接続は連用形 |
人々 | 名詞 |
なむ、 | 係助詞(係り結びは流れている) |
別れがたく | ラ行下二段活用動詞「別る」連用形「別れ」+接尾ク活用形容詞「がたし」連用形 |
思ひ | ハ行四段活用動詞「思ふ」連用形 |
て、 | 接続助詞 |
日 | 名詞 |
しきりに、 | 副詞 |
とかく | 副詞 |
し | サ行変格活用動詞「す」連用形 |
つつ | 接続助詞 |
ののしる | ラ行四段活用動詞「ののしる」連体形 |
うち | 名詞 |
に、 | 格助詞 |
夜 | 名詞 |
更け | カ行下二段活用動詞「更く」連用形 |
ぬ。 | 完了の助動詞「ぬ」終止
接続は連用形 |
本文
二十二日に、和泉の国までと、平らかに願立つ。
藤原のときざね、船路なれど、馬のはなむけす。
上中下、酔ひ飽きて、いとあやしく、
潮海のほとりにてあざれ合へり。
品詞分解
二十二日 | 名詞 |
に | 格助詞 |
和泉 | 名詞 |
の | 格助詞 |
国 | 名詞 |
まで | 副助詞 |
と、 | 格助詞 |
平らかに | ナリ活用形容動詞「平らかなり」連用形 |
願 | 名詞 |
立つ。 | タ行下二段活用動詞「立つ」終止形 |
藤原のときざね、 | 名詞 |
船路 | 名詞 |
なれ | 断定の助動詞「なり」已然形 |
ど、 | 接続助詞 |
馬のはなむけ | 名詞 |
す。 | サ行変格活用動詞「す」終止形 |
上中下 | 名詞 |
酔ひ飽き | ハ行四段活用動詞「酔ふ」連用形「酔ひ」+カ行四段活用動「飽く」連用形 |
て、 | 接続助詞 |
いと | 副詞 |
あやしく | シク活用形容動詞「あやし」連用形 |
潮海 | 名詞 |
の | 格助詞 |
ほとり | 名詞 |
にて | 格助詞 |
あざれ合へ | ハ行四段活用動詞「あざれ合ふ」已然形 |
り。 | 存続の助動詞「り」終止形
接続はサ変の未然形・四段の已然形 |
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乗るべきの、ところの「乗る」って連体形じゃないんですか?
コメントありがとうございます!
「べき」(「べし」の連体形)は終止形接続(上に終止形がくる)なので、「乗る(四段活用)」は終止形ですよー
「乗ら・乗り・乗る・乗る・乗れ・乗れ」
ちなみにラ変型って「あり」みたいなもので「あら・あり・あり・ある・あれ・あれ」のように変化して、こういう場合は「ある」は連体形になります。「あるべき」の「ある」ですね。
「べし」の接続確認してみてくださいね!
テスト勉強応援しています!
書きつくのところカ行下二段じゃなくて四段活用じゃ?
コメントありがとうございます!
そうそう、未然形に打ち消しの助動詞「ず」を「つけ」て判断すると
「書きつかず」 と「書きつけず」
四段だと思っちゃいますよね
結論から言うと、
「書きつく」は,カ行下二段活用の動詞で、
・未然形=書きつけ
・連用形=書きつけ
・終止形=書きつく
・連体形=書きつくる
・已然形=書きつくれ
・命令形=書きつけよ
と活用します。
※「掻きつく(とりつく、しがみつく)」は,同じ読み方で「かきつく」と読みますが
カ行四段活用ですので,間違えないようにしてくださいね。
なんで?と思うと思います。
実際の古文の中では,下二段で活用しているから、
としか言いようがないんですが,
現代語で「つく」を考えてみましょう
よい評価がつく(自動詞)
先生が成績をつける(他動詞)
否定形にすると
よい評価(が)つかない、つかず(自動詞)
先生が成績(を)つけない、つけず(他動詞)
・(現代語)「~が付く」(自動詞)→(古文)「~が付く」
・(現代語)「~を付ける」(他動詞)→(古文)「~を付く」
古文だと、自動詞でも他動詞でも同じく「つく」になっちゃいますが、
助詞が「が」なのか「を、に」なのかで自動詞か他動詞かを判断します。
ここはそのよし、(を)いささか 物(に)書きつく
その旨(を)、少し、もの(に)かきつける
目的語の(~を、~に)がありますので
他動詞になり、「ず」をつけると
「書きつけず」、下二段活用となります。
※なお,この方法でうまく行かないこともありますので,注意してくださいね。