枕草子木の花は品詞分解

いみじうあざやかに見えたるなど、

朝露にぬれたるあさぼらけの桜におとらず。

ほととぎすのよすがとさへ思へばや、なほさらに言ふべうもあら

品詞分解

名詞
格助詞
なか 名詞
より 格助詞
こがね 名詞
格助詞
名詞
係助詞終助詞
格助詞
見え ヤ行下二段活用動詞「見ゆ」連用形
て、 接続助詞、
いみじう シク活用形容詞「いみじ」連用形「いみじく」ウ音便
あざやかに ナリ活用形容動詞「あざやかなり」連用形
見え ヤ行下二段活用動詞「見ゆ」連用形
たる 完了の助動詞「たり」連体形
など、 副助詞
朝露 名詞
格助詞
ぬれ ラ行下二段活用動詞「ぬる」連用形
たる 完了の助動詞「たり」連体形
あさぼらけ 名詞
格助詞
格助詞
おとら ラ行四段活用動詞「おとる」未然形
ず。 打消の助動詞「ず」終止形
ほととぎす 名詞
格助詞
よすが 名詞
格助詞
さへ 副助詞
おもへ ハ行四段活用動詞「思ふ」已然形
接続助詞
断定の助動詞「なり」連用形
係助詞(疑問)結びは省略
なほ 副詞
さらに ナリ活用形容動詞「さらなり」連用形
いふ ハ行四段活用動詞「いふ」終止形
べう 当然の助動詞「べし」連用形ウ音便
係助詞
あら ラ行変格活用動詞「あり」未然形
ず。 打消の助動詞「ず」終止形

梨の花、よにすさまじきものにして、近うもてなさ

はかなき文つけなどだにせず。

愛敬おくれたる人の顔などを見ては、たとひに言ふも、

品詞分解

名詞
格助詞
名詞
よに 副詞
すさまじき シク活用形容詞「すさまじ」連体形
もの 名詞
断定の助動詞「なり」連用形
して 接続助詞
ちかう ク活用形容詞「ちかし」連用形「ちかく」ウ音便
もてなさ サ行四段活用動詞「もてなす」未然形
打消の助動詞「ず」連用形
はかなき ク活用形容詞「はかなし」連体形
名詞
つけ カ行下二段活用動詞「つく」連用形
など 副助詞
だに 副助詞
サ行変格活用動詞「す」未然形
ず。 打消の助動詞「ず」終止形。
愛嬌おくれ ラ行下二段活用動詞「あいぎょうおくる」連用形
たる 完了の助動詞「たり」連体形
名詞
格助詞
名詞
など 副助詞
格助詞
マ行上一段活用「見る」連用形
接続助詞
係助詞
たとひ 名詞
格助詞
いふ ハ行四段活用動詞「いふ」連体形
係助詞

げに、葉の色よりはじめて、あいなく見ゆるを、

唐土には限りなきものて、文にも作る、