枕草子木の花は品詞分解

なほさりともやうあらと、せめて見れば、

花びらの端に、をかしきにほひ こそ心もとなうつきめれ

品詞分解

げに 副詞
名詞
格助詞
名詞
より 格助詞
はじめ マ行下二段活用動詞「まじむ」連用形
接続助詞
あいなく ク活用形容詞「あいなし」連用形
みゆる ヤ行下二段活用動詞「見ゆ」連体形
接続助詞
もろこし 名詞
格助詞
係助詞
限りなき ク活用形容詞「限りなし」連体形
もの 名詞
断定の助動詞なり」連用形
接続助詞
ふみ 名詞
格助詞
係助詞
作る ラ行四段活用動詞「作る」連体形
なほ 副詞
さりとも 副詞
やう 名詞
あら ラ行変格活用動詞「あり」未然形
推量の助動詞「む(ん)」終止形
格助詞
せめて 副詞
見れ マ行上一段活用「見る」已然形
接続助詞
花びら 名詞
格助詞
はし 名詞
格助詞
をかしき シク活用形容詞「をかし」連体形
匂ひ 名詞
こそ 係助詞
心もとなう ク活用形容詞「心もとなし」連用形「心もとなく」ウ音便
つき カ行四段活用動詞「つく」連用形
完了の助動詞「たり」連体形「たる」撥音便「たん」の「ん」無表記形
めれ。 推量の助動詞「めり」已然形(「こそ」結び)

楊貴妃の、帝の御使ひに会ひて泣きける顔に似せて、

「梨花一枝、春、雨を帯びたり。」
など言ひたるは、おぼろけならと思ふに、

なほいみじうめでたきことは、たぐひあらとおぼえたり。

品詞分解

楊貴妃 名詞
格助詞
名詞
格助詞
御使 名詞
格助詞
あひ ハ行四段活用動詞「あふ」連用形
接続助詞
泣き カ行四段活用動詞「なく」連用形
ける 過去の助動詞「けり」連体形
名詞
格助詞
似せ サ行下二段活用動詞「似す」連用形
接続助詞
「梨花一枝 名詞
名詞
名詞
格助詞
帯び バ行上二段活用動詞「帯ぶ」連用形
たり」 完了の助動詞「たり」終止形」
など 副助詞
いひ ハ行四段活用動詞「いふ」連用形
たる 完了の助動詞「たり」連体形
係助詞
おぼろげなら ナリ活用形容動詞「おぼろげなり」未然形
打消推量の助動詞「じ」終止形
格助詞
思ふ ハ行四段活用動詞「思ふ」連体形
接続助詞
なほ 副詞
いみじう シク活用形容詞「いみじ」連用形「いみじく」ウ音便
めでたき ク活用形容詞「めでたし」連体形
こと 名詞
係助詞
たぐひ 名詞
あら ラ行変格活用動詞「あり」未然形
打消推量の助動詞「じ」終止形
格助詞
おぼえ ヤ行下二段活用動詞「おぼゆ」連用形
たり」。 完了の助動詞「たり」終止形」。

桐の木の花、紫に咲きたるはなほをかしきに、

葉の広ごりざまぞ、うたてこちたけれど、