
接続は連用形
な/に/ぬ/ぬる/ぬれ/ね
し
過去の助動詞「き」連体形
接続は連用形(カ変・サ変は特別)
せ/◯/き/し/しか/◯
憂さ
名詞
を
格助詞
思ひ
ハ行四段活用動詞「思ふ」連用形
あだなる
ナリ活用形容動詞「あだなり」連体形
契り
名詞
を
格助詞
かこち、
タ行四段活用動詞連用形
長き
ク活用形容詞「長し」連体形
夜
名詞
を
名詞
一人
名詞
明かし、
サ行四段活用動詞「明かす」連用形
遠き
ク活用形容詞「遠し」連体形
雲居
名詞
を
格助詞
思ひやり、
ラ行四段活用動詞「思ひやる」連用形
浅茅
名詞
が
格助詞
宿
名詞
に
格助詞
昔
名詞
を
格助詞
偲ぶ
バ行四段活用動詞「偲ぶ」連体形
こそ、
係助詞(係り結び)
色
名詞
好む
マ行四段活用動詞「好む」終止形
と
格助詞
は
係助詞
いは
ハ行四段活用動詞「いふ」未然形
め。
推量の助動詞「む」已然形(「こそ」結び)
接続は未然形
◯/◯/む/む/め/◯
本文
望月のくまなきを千里のほかまで眺めたるよりも、
暁近くなりて待ち出でたるが、いと心深う、青みたる/やうにて、
深き山の杉の梢に見えたる木の間の影、
うちしぐれたるむら雲隠れのほど、またなくあはれなり。