花山天皇の出家 品詞分解

補助動詞

ハ行四段活用動詞「給ふ」未然形

世継⇒花山天皇

なさる で、 接続助詞 みそかに ナリ活用形容動詞「みそかなり」連用形 花山寺 名詞 に 格助詞 おはしまし 尊敬語

本動詞

サ行四段活用動詞「おはします」連用形

世継⇒花山天皇

いらっしゃる て、 接続助詞 御出家入道 名詞 せ サ行変格活用動詞「す」未然形 させ 尊敬の助動詞「さす」連用形
世継⇒花山天皇への敬意
接続は未然形
させ/させ/さす/さする/さすれ/させよ 給へ 尊敬語

補助動詞

ハ行四段活用動詞「給ふ」已然形

世継⇒花山天皇

なさる り 完了の助動詞「り」連用形
接続はサ変の未然形・四段の已然形
ら/り/り/る/れ/れ し 過去の助動詞「き」連体形
接続は連用形(カ変・サ変は特別)
せ/◯/き/し/しか/◯ こそ。 係助詞(係り結びは省略) 御年十九。 名詞 世 名詞 を 格助詞 保た タ行四段活用動詞「保つ」未然形 せ 尊敬の助動詞「す」連用形
世継⇒花山天皇への敬意
接続は四段・ナ変・ラ変の未然形
せ/せ/す/する/すれ/せよ 給ふ 尊敬語

補助動詞

ハ行四段活用動詞「給ふ」連体形

世継⇒花山天皇

なさる こと、 名詞 二年。 名詞 そ 代名詞 の 格助詞 後二十二年 名詞 おはしまし 尊敬語

本動詞

サ行四段活用動詞「おはします」連用形

世継⇒花山天皇

いらっしゃる き。 過去の助動詞「き」終止形
接続は連用形(カ変・サ変は特別)
せ/◯/き/し/しか/◯

 

あはれなることは、下りおはしましける夜は、藤壺の上の御局の小戸より

出でさせ給ひけるに、有明の月のいみじく明かかりければ、

「顕証にこそありけれいかがべから/」と仰せられ/けるを、

「さりとて、とまら給ふべきやう侍ら

神璽・宝剣わたり給ひぬるには。」と、

粟田殿のさわがし申し/給ひけるは、

まだ帝出でさせおはしまさざり/ける先に、手づから取りて、

春宮の御方にわたし奉り/給ひければ、帰り入ら給はことは、

あるまじくおぼして、しか申さ給ひけるとぞ。