源氏物語桐壷光る君光る君の誕生光源氏の誕生品詞分解と現代語訳全訳

hikarukimi11

助動詞:薄緑のマーカーです
敬語:緑のマーカーです
係り結び:オレンジのマーカーです。
音便:水色マーカーです

 

も、ようせずは、この皇子のゐ給ふべき/な/めりと、一の皇子の女御はおぼし疑へ

 

現代語訳

これ(帝が桐壷の更衣とその若君をあまりにかわいがること)では

悪くすると、

春宮にもこの若君がお立ちになるのではないだろうかと、

第一の皇子の母女御は疑念を抱いておられる。

 

コメント

身分や世間的なポジションでは勝ってるけど。。。。

皇太子とられると、私の立場なくなっちゃうのよね。マジヤバいかも。

名詞
断定の助動詞「なり」連用形
接続は体言連体形など
なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ
も、 係助詞
ようせずは、 連語「よくせずは」のウ音便
代名詞
格助詞
皇子 名詞
格助詞
ワ行上一段動詞「ゐる」連用形
給ふ 尊敬語

補助動詞

一の皇子の女御⇒この皇子=光源氏

~なさる

ハ行四段動詞「給ふ」終止形

べき 推量の助動詞「べし」連体形
なめり 連語

断定の助動詞「なり」連体形

+推量の助動詞「めり」

=「なるめり」の撥音便「なんめり」の撥音無表記

と、 格助詞
名詞
格助詞
皇子 名詞
格助詞
女御 名詞
係助詞
おぼし 尊敬語

本動詞

作者⇒一の皇子の女御

お思いになる

サ行変格活用動詞「思す」連用形

疑へ ハ行四段活用動詞「疑ふ」已然形
存続の助動詞「り」終止形
接続はサ変の未然形・四段の已然形
ら/り/り/る/れ/れ

人より先に参り/給ひて、やむごとなき御思ひなべてなら、皇女たちなどもおはしませば、

 

現代語訳

(第一の皇子の母女御=弘徽殿の女御は、)

女御の方々の中で、最初に入内なさって、

帝がたいせつなお方とお思いになるお気持ちは並々ではなく、

それに皇女方もお生まれになっていらっしゃるので、

 

コメント

あいつは大切だし、娘もいるしなー

でもやっぱり、桐壷の方が好きなんだよね。

品詞分解

名詞
より 格助詞
名詞
格助詞
参り 謙譲語

本動詞

作者⇒帝

入内する

ラ行四段活用動詞「参る」連用形

給ひ 尊敬語

補助動詞

作者⇒一の皇子の女御

~なさる

ハ行四段動詞「給ふ」連用形

て、 接続助詞
やむごとなき ク活用形容詞「やむごとなし」連体形
御思ひ 名詞
なべてならず、 連語副詞「なべて」

+断定の助動詞「なり」未然形

+打消しの助動詞「ず」

皇女たち 名詞+接尾語
など 副助詞
係助詞
おはしませ 尊敬語

本動詞

作者⇒皇子たち(あり)

いらっしゃる

サ行四段活用動詞「おはします」已然形

ば、 助詞 確定条件

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