松浦宮物語明けむ年品詞分解現代語訳

世の常なら/ずいかめしき船のさまも、
ただおし出づるままに、はかなき木の葉ばかりに見え行く。

現代語訳

弁の少将氏忠は、(次のように詠んだ)

 

海路をはるばる航海誌て、何重もの雲より遠い所=唐土で

私は、(自分の帰りをお待ちになる母宮がいらっしゃる)

松浦の山に思いを馳せることでしょう。

 

世間一般の舟とは違って、立派な(遣唐)船の様子も、

ただ進んでいくにつれて、頼りない木の葉くらいに見えていく

(どんどん小さくなっていく)

 

 

品詞分解

弁少将氏忠 名詞
波路 名詞
行く カ行四段活用動詞「行く」終止形
幾重 名詞
格助詞
名詞
格助詞
ほか 名詞
格助詞
して 格助詞
松浦 名詞
格助詞
名詞
格助詞
思ひおこせ サ行下二段活用動詞「思ひ起こす」未然形
意志の助動詞「む」終止形
名詞
格助詞
名詞
なら 断定の助動詞「なり」未然形
打消の助動詞「ず」連用形
いかめしき シク活用形容詞「いかめし」連体形
名詞
格助詞
さま 名詞
係助詞
ただ 副詞
おし出づる ダ行下二段活用動詞「おし出づ」連体形
まま 名詞
格助詞
はかなき ク活用形容詞「はかなし」連体形
名詞
格助詞
名詞
ばかり 副助詞
見え ヤ行下二段活用動詞「見ゆ」連用形
行く。 カ行四段活用動詞「行く」終止形

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