センター英語1ヶ月で63点あげて194点達成&センター世界史1ヶ月で52点上げて91点達成

1ヶ月で115点引き上げる!

たとえ学校の先生からお前なんかMARCHにも受からないと言われても、残り4ヶ月で上智大学合格に導いた『逆転合格メーカー』のコシャリです。

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助動詞:薄緑のマーカーです
敬語:緑のマーカーです
係り結び:オレンジのマーカーです。
音便:水色マーカーです

 

 

明け年、唐土船出でさし立てらる/べき遣唐副使になし給ふべき宣旨あり。

大将も皇女もいみじきことに思せど、
すべてすぐれたるを選ばるるわざなれば、とどめ力なし。

 

現代語訳

翌年、遣唐使船をお差し遣わしになる予定の唐副使に

(弁の少将=氏忠を)任命なさるだろうという宣旨が下った。

 

氏忠の父の大将=橘冬明も、母の明日香の皇女も

(行きて帰ってこられる保証のない)大変なことだと思われるが、

(遣唐副使に選ばれるようなことは)とにかく優秀な人物を

選択なさる定めであるので、(息子の氏忠を日本に)引き止める力はない。

(引き止められない)

品詞分解

明け カ行下二段活用動詞「明く」未然形
婉曲の助動詞「む」連体形
名詞
唐土船 名詞
出だし立て タ行下二段活用動詞「出だし立つ」
らる 尊敬の助動詞「らる」終止形
べき 予定の助動詞「べし」連体形
遣唐副使 名詞
格助詞
なし サ行四段活用動詞「なす」連用形
給ふ ハ行四段活用動詞「給ふ」終止形
べき 推量の助動詞「べし」連体形
宣旨 名詞
あり。 ラ行変格活用動詞「あり」終止形
大将 名詞
係助詞
皇女 名詞
係助詞
いみじき シク活用形容詞「いみじ」連体形
こと 名詞
断定の助動詞「なり」連用形
思せ サ行四段活用動詞「思す」已然形 尊敬語 本動詞 作者→大将母皇女 お思いになる
接続助詞
すべて 副詞
すぐれ ラ行下二段活用動詞「すぐる」連用形
たる 完了の助動詞「たり」連体形
格助詞
選ば バ行四段活用動詞「選ぶ」未然形
るる 尊敬の助動詞「る」連体形
わざ 名詞
なれ 断定の助動詞「なり」連用形
接続助詞
とどめ マ行下二段活用動詞「とどむ」未然形
婉曲の助動詞「む」連体形
名詞
なし。 ク活用形容詞「なし」終止形

 

弁の君、ひとかたなら血の涙を流せど、

いづれも心にかなふわざしあらば、皇女つひに参り/給ひ
ときめき給ふこといみじきを見聞くに、いとどあぢきなきさまさりて、
かくなむ。
おほかたは憂き目を見て唐土の雲の果てにも入らましものを

 

現代語訳

弁の君=氏忠は、(かなしみが)並一通りでなく血の涙を流すほどだったが、

(神奈備の皇女が入内するのを引き止めるのも、遣唐使の指名を辞退することも)

どちらも自分の思い通りになることではないので、

遂に神奈備の皇女は入内なさってしまわれた。

 

(神奈備の皇女が帝に)たいそう寵愛されていらっしゃることを見聞きするにつけ、

氏忠は、一層やるせなさがまして、以下のように詠んだ

 

普通ならこんなにつらい目にあわずに、

遠い唐土=中国の更に遠くの雲の果てに入ってしまいたいものだが、

(親がいるのでそんなこともできないので、本当に辛いことだ)

 

コメント

つらすぎ。ひきこもりたい。

品詞分解

弁の君 名詞
ひとかたなら ナリ活用形容動詞「ひとかたなり」未然形
打消の助動詞「ず」連用形
血の涙 名詞
格助詞
流せ サ行四段活用動詞「流す」已然形
接続助詞
いづれ 代名詞
係助詞
名詞
格助詞
かなふ ハ行四段活用動詞「かなふ」連体形
わざ 名詞
断定の助動詞「なり」連用形
副助詞
あら ラ行変格活用動詞「あり」未然形
打消の助動詞「ず」連体形
接続助詞
皇女 名詞
つひに 副詞
参り ラ行四段活用動詞「参る」連用形 謙譲語 本動詞 作者→帝 入内する
給ひ ハ行四段活用動詞「給ふ」連用形 尊敬語 補助動詞 作者→神奈備の皇女 ~なさる
ぬ。 完了の助動詞「ぬ」終止形
ときめき カ行四段活用動詞「ときめく」連用形
給ふ ハ行四段活用動詞「給ふ」連体形 尊敬語 補助動詞 作者→皇女 ~なさる
こと 名詞
いみじき シク活用形容詞「いみじ」連体形
格助詞
見聞く カ行四段活用動詞「見聞く」連体形
接続助詞
いとど 副詞
あぢきなさ 名詞
まさり ラ行四段活用動詞「まさる」連用形
接続助詞
かく 副詞
なむ。 係助詞
おほかた 名詞
係助詞
憂き ク活用形容詞「憂し」連体形
名詞
格助詞
マ行上一段活用「見る」未然形
打消の助動詞「ず」連用形
接続助詞
唐土 名詞
格助詞
名詞
格助詞
果て 名詞
格助詞
係助詞
入ら ラ行四段活用動詞「入る」未然形
まし 反実仮想の助動詞「まし」連体形
ものを 終助詞

朝夕の宮仕へにつけて、耐へ難き心をも、

なかなかひとかたに思ひ絶ゆばかり漕ぎ離れな/むも、

ひとつには嬉しけれど、

親たちの気色をはじめ、おはせさまをだに
見聞かざら/むことをいみじう思ふに、
月日過ぎて、そのほどにもなり

現代語訳

(毎回毎回、神奈備の皇女を思い出さずにはいられない)

朝夕の宮仕えにつけても、

(神奈備の皇女の様子を見聞きして)我慢するのが難しい気持ちも

かえってあっさりと断念することができるほど、

きっと遠く漕ぎ離れてしまうだろうことも

(悲しい思いをこれ以上しないので)一方では嬉しいのだけれど

親たちの顔色をはじめ、神奈備の皇女のお過ごしになるご様子までも、

見たり聞いたりできなくなるような事をひどく(かなしく)思うちに

月日が経って、その(唐への出発)の時期にもなった。

品詞分解

朝夕 名詞
格助詞
宮仕へ 名詞
格助詞
つけ カ行下二段活用動詞「つく」連用形
接続助詞
耐へ ハ行下二段活用動詞「耐ふ」連用形
難き ク活用形容詞「かたし」連体形
名詞
格助詞
係助詞
なかなか 副詞
ひとかたに ナリ活用形容動詞「ひとかたなり」連用形
思ひ絶ゆ ヤ行下二段活用動詞「思ひ絶ゆ」終止形
ばかり 副助詞
漕ぎ離れ ラ行下二段活用動詞「漕ぎ離る」連用形
強意の助動詞「ぬ」の未然形
推量の助動詞「む」連体形
係助詞
ひとつ 名詞
格助詞
係助詞
嬉しけれ シク活用形容詞「嬉し」已然形
接続助詞
親たち 名詞+接尾語
格助詞
気色 名詞
格助詞
はじめ マ行下二段活用動詞「はじむ」連用形※現代語の「校長先生をはじめ、教職員の方々」の「はじめ」は名詞
おはせ サ行四段活用動詞「おはす」未然形
婉曲の助動詞「む」連体形
さま 名詞
格助詞
だに 副詞
見聞か カ行四段活用動詞「見聞く」未然形
ざら 打消の助動詞「ず」未然形
婉曲の助動詞「む」連体形
こと 名詞
格助詞
いみじう シク活用形容詞「いみじ」連用形「いみじく」ウ音便
思ふ ハ行四段活用動詞「思ふ」連体形
接続助詞
月日 名詞
過ぎ ガ行上二段活用動詞「過ぐ」連用形
接続助詞
代名詞
格助詞
ほど 名詞
格助詞
係助詞
なり ラ行四段活用動詞「なり」連用形
ぬ。 完了の助動詞「ぬ」終止形

いまはと出で立ちて京を出づるに、

高き卑しき、馬のはなむけす。
夜すがら文作り明かして、出でな/むとするに、
いみじう忍びて賜へる、神奈備の皇女、

唐土の千重の波間にたぐへやる心もともに立ち返り見よ

いまはと参り/給ひし後、一言葉の御なさけもなかりつるを、
心憂しと思ふに、なほ折過ぐさのたまへを見るに、
血の涙を流せど、使ひはまぎれ失せに/ければ、
ただとどまる人につけて、女王の君のもとに、
息の緒に君が心したぐひば千重の波分け身をもなぐがに

現代語訳

いよいよ出発というので都を出て行く時に、

身分の貴賤を問わず(人々は)送別の宴を催してくれる。

終夜漢詩を作り夜を明かして正に出発しようとする時、

そっと人目忍んでお与えになった、神奈備の皇女の歌、

 

幾重にも立つ波を隔てた唐までも、

私(=神奈備の皇女)の心をあなた(=氏忠)に添えて送ります。

どうか私の心と一緒に(日本に)無事帰ってきてお会いしたいものです。

 

神奈備の皇女が、今はもうどうしようもないと(帝の元へ参上する=)

入内になさってから後は、神奈備の皇女からは(たったの)一言(を私にくださる)

思いやりもなかったことをなさけないと思うのに

 

やはり機会を逃さずにおっしゃった(=お詠みになった)

のを見るにつけて、氏忠は、(悲しみのあまり)血の涙を流すほど

だったが、神奈備の皇女の使者は混雑にまぎれて姿を消してしまったので、

 

ただ都に残る知人に言付けて、(氏忠と神奈備の皇女の間をとりもった)

女王の君のところに次の歌を送った

 

(私が恋い慕う)あなた(=神奈備の皇女)のお心が

一緒についてきてくださいますならば、私はそれを命綱にして

何重もの波をかき分けて(危険な)航海を続けても、

きっと航路(澪)も自分の身(身を)も平穏になるでしょう。

 

コメント

というわけで、男子は自分の好きな女子の気持ちが

一緒にあるというだけで、危険な航海も楽勝なので、

女子のみんなは好意を感じたら、一言だけでも

言葉をかけてあげましょう!!

 

男子のパフォーマンスが上がります。

 

さらにもう試合を見に行っちゃったりしたら、

それだけで、男子のスタミナが3割増しになることは確実です。

品詞分解

いま 名詞
係助詞
格助詞
出で立ち タ行四段活用動詞「出で立つ」連用形
接続助詞
名詞
格助詞
出づる ダ行下二段活用動詞「出づ」連体形
接続助詞
高き ク活用形容詞「高し」連体形
卑しき シク活用形容詞「卑し」連体形
名詞
格助詞
はなむけ 名詞
す。 サ行変格活用動詞「す」終止形
夜すがら 名詞+接尾語
名詞
作り ラ行四段活用動詞「作る」連用形
明かし サ行四段活用動詞「明かす」連用形
接続助詞
出で ダ行下二段活用動詞「出づ」連用形
強意の助動詞「ぬ」未然形
意志の助動詞「む」終止形
格助詞
する サ行変格活用動詞「す」連体形
接続助詞
いみじう シク活用形容詞「いみじ」連用形「いみじく」ウ音便
忍び バ行四段活用動詞「忍ぶ」連用形
接続助詞
賜へ ハ行四段活用動詞「賜ふ」已然形 尊敬語 本動詞 作者→神奈備の皇女 (与ふ)お与えになるお贈りに鳴る
完了の助動詞「り」連体形
神奈備の皇女 名詞
唐土 名詞
格助詞
千重 名詞
格助詞
波間 名詞
格助詞
たぐへやる たぐへやるハ行下二段活用動詞「たぐふ」連用形+ラ行四段活用動詞「やる」連体形
名詞
係助詞
とも 名詞「ともに」で連語
格助詞
立ち返り ラ行四段活用動詞「立ち返る」連用形
見よ マ行上一段活用「見る」命令形
いま 名詞
係助詞
格助詞
参り ラ行四段活用動詞「参る」連用形 謙譲語 本動詞 作者→帝 入内する
給ひ ハ行四段活用動詞「給ふ」連用形 尊敬語 補助動詞 作者→神奈備の皇女 ~なさる
過去の助動詞「き」連体形
名詞
一言葉 名詞
格助詞
御なさけ 接頭語+名詞
係助詞
なかり ク活用形容詞「なし」連用形
つる 完了の助動詞「つ」連体形
格助詞
心憂し ク活用形容詞「心憂し」終止形
格助詞
思ふ ハ行四段活用動詞「思ふ」連体形
接続助詞
なほ 副詞
名詞
過ぐさ サ行四段活用動詞「過ぐす」未然形
打消の助動詞「ず」連用形
のたまへ ハ行四段活用動詞「のたまふ」已然形 尊敬語 本動詞 作者→神奈備の皇女 おっしゃっる(ここでは「お詠みになる」)
完了の助動詞「り」終止形
格助詞
見る マ行上一段活用動詞「見る」連体形
接続助詞
名詞
格助詞
名詞
格助詞
流せ サ行四段活用動詞「流す」已然形
接続助詞
使ひ 名詞
係助詞
まぎれ失せ ラ行下二段活用動詞「まぎる」連用形+サ行下二段活用動詞「失す」連用形
完了の助動詞「ぬ」連用形
けれ 過去の助動詞「けり」已然形
接続助詞
ただ 副詞
とどまる ラ行四段活用動詞「とどまる」連体形
名詞
格助詞
つけ カ行下二段活用動詞「つく」連用形
接続助詞
女王 名詞
格助詞
名詞
格助詞
もと 名詞
格助詞
名詞
格助詞
名詞
格助詞
代名詞
格助詞
名詞
副助詞(強意)
たぐひ ハ行四段活用動詞「たぐふ」連用形
完了の助動詞「ぬ」未然形
接続助詞
千重 名詞
格助詞
分け カ行下二段活用動詞「分く」連用形
名詞
格助詞
係助詞
なぐ ガ行上二段活用動詞「なぐ」終止形
がに 接続助詞

 

大将は、「難波の浦まで送ら。」とのたまひしかど、

母宮、「限りあら神の誓ひにこそ添はざらめ、

この国の境をだにいかでかは離れ。」
のたまひて、去年より松浦の山に宮を造りて、

「帰り給はまでは、そなたの空を見

若き老いたるとなき浮かべ身の、遠き船路にさへ
漕ぎ離れ給はに、浪風の心も知ら
誰もむなしくあひ見身とならば、
やがてその浦に身をとどめて、
天つ領巾振りけむ例ともなりなむ。」と出で立ち給へば、

現代語訳

(氏忠の父の)大将は、(自分の妻で氏忠の母である宮に)

「(今の大阪港付近で遣唐使船の出港地である)

難波の浦(=海岸)まで送ろう」とおっしゃったが、

母宮は、「(日本国内は守護するという)制限のある神の誓いに従わない

=逸脱するので、(神の加護がない)唐土まで氏忠に同行するのは

できないでしょうが、どうしてせめてこの国(=日本)(と唐土=中国)

の国境(である松浦)だけでも、

どうしてはなれるでしょうか。(いや、離れない)

 

と母宮はおっしゃって、去年(出航の前年)から松浦の山に

御殿を造って、

「氏忠が唐からお帰りになる時までは(氏忠のいる)そちら(=唐のある方角)

の空をみよう。若いとか年をとっているとかに関係なく(いつ死ぬかわからない)

はかない人の身で、(さらに死の危険の高い)遠い(唐までの)航海にまで

(我が子氏忠は)船を漕ぎ離れていくのに、

波や風の意志もわからず=どうなるかわからず、

風波の災難にあって、(待つ甲斐もなく)誰もむなしくお互いに再会できない

身となったなら、(私は)そのままその浦=松浦にとどまって

天女が肩に掛ける薄く細長い布=領巾を振ったとかいう(松浦佐用姫の先の)

例にもなってしまいましょう(=もう都には帰ってこないよ)と言って

出発なさるので

品詞分解

大将 名詞
係助詞
「難波 名詞
格助詞
名詞
まで 副助詞
送ら ラ行四段活用動詞「送る」未然形
む。」 意志の助動詞「む」終止形
格助詞
のたまひ マ行四段活用動詞「のたまふ」連用形 尊敬語 本動詞 作者→大将 おっしゃっる
しか 過去の助動詞「き」已然形
接続助詞
母宮 名詞
「限り 名詞
あら ラ行変格活用動詞「あり」未然形
婉曲の助動詞「む」連体形
名詞
格助詞
誓ひ 名詞
格助詞
こそ 係助詞(係り結び)
添は ハ行四段活用動詞「添ふ」未然形
ざら 打消の助動詞「ず」未然形
推量の助動詞「む」已然形(「こそ」結び)
代名詞
格助詞
名詞
格助詞
名詞
格助詞
だに 副助詞
いかで 副詞
かは 係助詞(係り結び)
離れ ラ行下二段活用動詞「離る」未然形
む。」 意志の助動詞「む」連体形(「か(は)」結び)
格助詞
のたまひ ハ行四段活用動詞「のたまふ」連用形 尊敬語 本動詞 作者→母宮 おっしゃっる
接続助詞
去年 名詞
より 格助詞
松浦 名詞
格助詞
名詞
格助詞
名詞
格助詞
造り ラ行四段活用動詞「造る」連用形
接続助詞
「帰り ラ行四段活用動詞「帰る」連用形
給は ハ行四段活用動詞「給ふ」未然形 尊敬語 補助動詞 母宮⇒氏忠 ~なさる
推量の助動詞「む」連体形
まで 副助詞
係助詞
そなた 代名詞
格助詞
名詞
格助詞
マ行上一段活用動詞「見る」未然形
む。 意志の助動詞「む」終止形
若き ク活用形容詞「若し」連体形
老い ヤ行上二段活用動詞「老ゆ」連用形
たる 完了の助動詞「たり」連体形
格助詞
なき ク活用形容詞「なし」連体形
浮かべ バ行四段活用動詞「浮かぶ」已然形
完了の助動詞「り」連体形
名詞
格助詞
遠き ク活用形容詞「遠し」連体形
船路 名詞
格助詞
さへ 副助詞
漕ぎ離れ ラ行下二段活用動詞「漕ぎ離る」連用形
給は ハ行四段活用動詞「給ふ」未然形 尊敬語 補助動詞 母宮⇒氏忠 ~なさる
推量の助動詞「む」連体形
接続助詞
浪風 名詞
格助詞
名詞
係助詞
知ら ラ行四段活用動詞「知る」未然形
打消の助動詞「ず」連用形
代名詞
係助詞
むなしく シク活用形容詞「むなし」連用形
あひ見 マ行上一段活用動詞「あひ見る」未然形
打消の助動詞「ず」連体形
名詞
格助詞
なら ラ行四段活用動詞「なる」未然形
接続助詞
やがて 副詞
代名詞
格助詞
名詞
格助詞
名詞
格助詞
とどめ マ行下二段活用動詞「とどむ」連用形
接続助詞
名詞
格助詞
領巾 名詞
振り ラ行四段活用動詞「振る」連用形
けむ 過去推量の助動詞「けむ」連体形
名詞
格助詞
係助詞
なり ラ行四段活用動詞「なる」連用形
強意の助動詞「ぬ」未然形
む。」 意志の助動詞「む」終止形
格助詞
出で立ち タ行四段活用動詞「出で立つ」連用形
給へ ハ行四段活用動詞「給ふ」已然形 尊敬語 補助動詞 作者→母宮 ~なさる
接続助詞

大将、限りある宮仕へを、許され給はど、

「住み給はさまをだに見置か。」と添ひ給へれば、
道のほどことに変はれしるしもなし。

 

現代語訳

(氏忠の父で母宮の夫の)大将は、何かと制限のある宮仕え

(の身なので、自由な遠出)を許されてはいらっしゃらないけれど、

「(自分の妻=あなたの)お住みになる様子だけでも見ておこうと

(大将は母宮に)付き添っていらしゃったので、

九州までの道中は特に変わった兆候もない。

大将 名詞
限り 名詞
ある ラ行変格活用動詞「あり」連体形
宮仕へ 名詞
格助詞
許さ サ行四段活用動詞「許す」未然形
受け身の助動詞「る」連用形
給は ハ行四段活用動詞「給ふ」未然形 尊敬語 補助動詞 作者→大将 ~なさる
打消の助動詞「ず」已然形
接続助詞
「住み マ行四段活用動詞「住む」連用形
給は ハ行四段活用動詞「給ふ」未然形 尊敬語 補助動詞 大将⇒母宮 ~なさる
婉曲のの助動詞「む」連体形
さま 名詞
格助詞
だに 副助詞
見置か カ行四段活用動詞「見置く」未然形
む。」 意志の助動詞「む」終止形
格助詞
添ひ ハ行四段活用動詞「添ふ」連用形
給へ ハ行四段活用動詞「給ふ」已然形 尊敬語 補助動詞 作者→大将 ~なさる
尊敬の助動詞「る」已然形
接続助詞
名詞
格助詞
ほど 名詞
ことに 副詞
変はれ ラ行四段活用動詞「かはる」已然形
完了の助動詞「り」連体形
しるし 名詞
係助詞
なし。 ク活用形容詞「なし」終止形

追ひ風さへほどなくて、三月二十日のほど、

大宰府に着き給ひぬ。