まことに、神の喜びたまふべきことを、し尽くして、

来し方の御願にもうち 添へ、ありがたきまで、

遊びののしり明かしたまふ。

名詞
係助詞
名詞
格助詞
係助詞
知り ラ行四段活用動詞「知る」連用形
たまは 尊敬語補助動詞ハ行四段活用動詞「給ふ」未然形 尊敬語 補助動詞 作者⇒君=源氏 ~なさる
打消の助動詞「ず」終止形
夜一夜 名詞
いろいろ 名詞
格助詞
こと 名詞
格助詞
サ行変格活用動詞「す」未然形
させ 使役の助動詞「さす」連用形
たまふ。 ハ行四段活用動詞「給ふ」終止形。 尊敬語 補助動詞 作者⇒源氏 ~なさる
まことに 副詞
名詞
格助詞
喜び バ行四段活用動詞「喜ぶ」連用形
たまふ ハ行四段活用動詞「給ふ」終止形 尊敬語 補助動詞 作者⇒神 ~なさる
べき 当然の助動詞「べし」連体形
こと 名詞
格助詞
し尽くし サ行四段活用動詞「し尽くす」連用形
接続助詞
来し方 名詞
格助詞
御願 接頭語+名詞
格助詞
係助詞
うち添へ ハ行下二段活用動詞「うち添ふ」連用形
ありがたき ク活用形容詞「ありがたし」連体形
まで 副助詞
遊びののしり ラ行四段活用動詞「遊びののしる」連用形
明かし サ行四段活用動詞「明かす」連用形
たまふ。 尊敬語補助動詞ハ行四段活用動詞「給ふ」終止形。 尊敬語 補助動詞 作者⇒源氏 ~なさる

惟光やうの人は、心のうちに神の御徳をあはれにめでたしと思ふ。

あか らさまに立ち出でたまへるに、さぶらひて、聞こえ出でたり。