源氏物語若紫北山の垣間見紫の上の登場小柴垣品詞分解現代語訳

若紫13

助動詞:薄緑のマーカーです

敬語:緑のマーカーです

係り結び:オレンジのマーカーです。

音便:水色マーカーです

 

あはれなる人を見つるかな、かかれば、このすき者どもは、

かかるありきをのみして、よくさるまじき人をも見つくるなり/けり、

たまさかに立ち出づるだに、かく思ひの外なることを見るよ、

をかしうおぼす。

現代語訳

(源氏は心の中で)「かわいい人を見たものだなあ。
こういうわけだから、あの色好みの者たちは、

こんな忍び歩きばかりして、

めったに見つけられないような美人をよく見つけるのだったなあ、

(私のように)たまに出かけてさえ、

こんなに意外なことにあうものよ」と、
興味深くお思いになる。

 

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現代では「ダメ!絶対!」

品詞分解

あはれなる ナリ活用形容動詞「あはれなり」連体形
名詞
格助詞
マ行上一段活用動詞「見る」連用形
つる 完了の助動詞「つ」連体形
接続は連用形
て/て/つ/つる/つれ/てよ
かな、 終助詞
かかれ ラ行変格活用動詞「かかり」已然形
ば、 接続助詞
代名詞
格助詞
すき者 名詞
ども 接尾語
は、 係助詞
かかる ラ行変格活用動詞「かかり」連体形
ありき 名詞
格助詞
のみ 副助詞
サ行変格活用動詞「す」連用形
て、 接続助詞
よく ク活用形容詞「よし」連用形
さる ラ行変格活用動詞「さり」連体形
まじき 不可能の助動詞「まじ」連体形

接続は終止形、ラ変型には連体形
(まじく)・まじから/まじく・まじかり/まじ/まじき・まじかる/まじけれ/◯

名詞
格助詞
係助詞
見つくる カ行下二段活用動詞「見つく」連体形
なり 断定の助動詞「なり」連用形
接続は体言連体形など
なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ
けり、 過去の助動詞「けり」終止形
接続は連用形
けら/◯/けり/ける/けれ/◯
たまささかに ナリ活用形容動詞「たまさかなり」連用形
立ち出づる ダ行下二段活用動詞「立ち出づ」連体形
だに、 副助詞
かく 副詞
思ひの外なる ナリ活用形容動詞「思ひの外なり」連体形
こと 名詞
格助詞
見る マ行上一段活用動詞「見る」連体形
終助詞
と、 格助詞
をかしう シク活用形容詞「をかし」連用形「をかしく」ウ音便
おぼす。 尊敬語

本動詞

作者⇒源氏

(思ふ)お思いになる。

サ行四段活用動詞「おぼす」終止形

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